神社に一礼

京都、滋賀を中心に訪問した神社を紹介するブログです。

水の神殿『田村神社』

今回ご紹介するのは田村神社です。
『田村』と聞いただけではなかなかピンと来る方も多くはないかもしれないですが、『坂上田村麻呂』という名前には少なくとも聞き覚えはあるんではないでしょうか。
教科書にも載っている二代目征夷大将軍(初代は大伴弟麻呂)の任に就いた人物です。
戦国時代に征夷大将軍と聞くと徳川家が政権に就くための役職の様なイメージですが、この坂上田村麻呂の頃はその名の通り蝦夷征伐の将軍としての役職でした。

では、今回はそんな坂上田村麻呂を祀る田村神社へ一礼。

本殿まで

日本で有数の長く、太い街道『東海道』、今はその概ねが国道一号線と名前を改めていますが、その街道沿い滋賀と三重の県境にある土山。一際大きい看板が出ています、それが田村神社の入口です。看板もですが、一の鳥居も負けず劣らずで大きく立派です。

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正面真向かいには道の駅もあり、境内は車で入社可。中にも駐車場は多数あり、止めるところに困る事はなさそうです。

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境内全体が森の様になっていて、参拝したのは真昼間やったのに、一歩踏み入れれば中は真っ暗。交通量の多い車の騒音も中には届かず、水の流れる音以外は音もない、水の神殿と呼ぶにふさわしい神社です。『水の神殿』というのは僕が今名付けたんですが。
お前かい?!(((c=(゚ロ゚;q
何言ってるかわかんないかもしれないですが、この記事を読み終わる頃には『水の宮殿』ときっと呼びたくなる場所です。

二の鳥居です。これは竹でしょうか、黒く重厚感のある鳥居です。

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拝殿

二の鳥居の奥に更に三の鳥居、森はこの三の鳥居をくぐると突然視界が開け、明るい空間が広がります。

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拝殿です。独特な形状をしていて、拝殿は左側の廊下で社務所とつながっています。

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何これかっけぇ?!w(゚ロ゚;
僕の第一印象はこれでしたが、中々見ない形式なのは確かです。

大体本殿って拝殿のすぐ裏にあるんですが、この神社は拝殿の裏にはまず鳥居があります。

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その後も山道は続き、水に囲まれる浮島の様な造りの真ん中に、本殿があります。僕が水の神殿と名付けたのはこのご本殿の造りにあります。

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この田村神社の東側は田村川が流れています。

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そして残り三方をこの川から引き入れていると思われる水路で囲い、その中心に出島のような本殿が建てられているという訳です。

境内散策

禊場

本殿の左奥に、禊場があります。その場所まで行く道は塞がれていますが、この清らかな場所で禊を行えば、きっと身も心も清められることでしょう。
また、森に囲まれた境内だけあって、紅葉時にはこの神社、一瞬たりともフォトスポットに困る事はないと思います。

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餌やり場他

本殿までの道は降りられるようになっていて、そこには鯉の魚影も見ることが出来ます、餌もやれます。

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本殿はぐるりと水路に囲われ、水路の水は再び田村川へ流れるようになっています。
この神社を水で守るように水路は作られていて、この神社は『居る事』だけで癒され、落ち着く、良い空間に感じられます。

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吉崎稲荷神社

本殿右には摂社『吉崎稲荷神社』があります。

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厄豆落とし

節分の日と豆というの葉関連深いですよね。『鬼は外』。豆を鬼に全力投球する他にもう一つ、年の数だけ豆を食べるというのもあります。ここでは、年の数だけ豆を川に流すんだそうです。意味は概ね同じで、豆に厄を落として、それを流す。それで厄除けを祈願するんだそうです。

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矢竹

鈴鹿峠を平定した坂上田村麻呂がその後の厄除けにと、射った矢が刺さった場所を祀るようにと言い残したんだそうです。その矢が刺さった場所に生えてきた芽が今に残るこの『矢竹』です。つまり、この矢竹の位置が一番境内で清められた地という事になりますね。

海道橋

境内東側の玄関に架けられた橋です。神社の東側は境内を寄り添うように田村川が流れていて、水は綺麗で冷たくて気持ちいい限りですが、結構流れが早いので近づくのは危ないです。
反面、橋の上からの眺めは壮観、それにマイナスイオン効果でしょうか、暑い日差しの中でも涼やか。

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御由緒・御朱印

この神社のご由緒としては、東海道沿いの要衝にあったこの神社で、ここより東に続く鈴鹿峠に出没する悪鬼を退治せしめた坂上田村麻呂嵯峨天皇の勅令により祀られるようになったのが始まりとのことです。

ご神徳は、坂上田村麻呂が悪鬼平定の後、不作や疫病が流行、これを鎮めるため坂上田村麻呂を奉じて祈祷が行われました。以来、厄除けの神様として信仰を集めています。

御朱印です。紅葉と鹿の絵から山の神社らしさが伺えます。

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アクセスその他

車の場合:新名神高速甲賀土山ICから10分。


駐車場は道の駅が併設されている上、境内にも駐車場があるので止めれないことはないと思います。

まとめ

今回はこれで以上です。最近は新名神高速道路に土山インターも出来、俄然行き来がしやすくなったこの神社ほか土山近辺ですが、この神社の自然は問題なく守られているように感じました。来てみればわかるし、来ないと感覚として掴めないかもしれないですが、境内、とりわけ本殿周りに『居る』事自体で心が落ち着き、安らぎを与えてくれます。
これからの季節、紅葉の色づきが深まれば更にググっと、この神社の魅力は増す事と思います。是非一度訪れてみて下さい。