神社に一礼

近畿圏内で神社・ラーメンを中心に『明日どこ行こ?』に答えられるブログを目指しています。

若狭国一之宮『若狭彦神社・若狭姫神社』

今回は福井県にある若狭姫・若狭彦神社をご紹介。
若狭国つまり今で言う福井県の南西に伸びた尻尾部分を指す地名ですが、その一之宮とされていた神社です。
木々に囲まれた静寂な気に満ちたこの辺りのパワースポットとして人気の場所です。
では今回は、そんな若狭彦・若狭姫神社に一礼。

神社概要

神社があるのは福井県小浜市

この神社があるのは福井県小浜市。前アメリカ大統領と名前が同じということで、バラク・オバマ氏と交流が盛ん、『オバマ(候補)を勝手に応援する会』まで発足させてしまうなどなかなか割と大人しそうな印象を受ける北陸三県の中にあって

筆者の勝手な想像です☆

なかなかアグレッシブな動きを見せる街。
神社はそんな市街地から少し東に入った山あいの地に建てられています。

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創建は奈良時代

この神社の創建は奈良時代、御祭神の2柱が白石の里(恐らくこの神社の近所)に至現したとされ、714年に白石の里へ上社が建立、715年に現在地に遷座、721年に下社が建立とされています。
奈良東大寺の二月堂で行われる有名な神事『お水取り』がありますが、これは文字通りお水を受け取る神事。対してこの神社で行われる神事『お水送り』との繋がりがあるんだとか。
昔、二月堂の修二会で神名帳を読んで全国の神様を招いた際、遠敷明神は漁で忙しかったため遅刻してしまいます。お詫びに二月堂の御本尊十一面観音にお供えの閼伽水を送ることを約します。上社から少し山へ入った先にある『鵜の瀬』という淵は二月堂の若狭井に通じているとされています。以来、二月堂へお水を送るお水送りという神事がなされるようになったそうです。

御祭神

上述にも登場する遠敷明神を指し、この神社では若狭彦神としてお祀りされています。
瓊瓊杵尊ニニギノミコト)の第二子で、山幸彦と言う名前で神話にも登場します。

海神の娘で山幸彦とは夫婦神にあたります。

二柱に関する神話は前半は浦島太郎、後半は鶴の恩返しを思わせるもので結構興味深いものなので、興味がある方は調べてみて下さい。

ご利益

上社のご利益は蘇り、初心を取り戻す事ができることとされています。
これは山幸彦が海神の宮から帰還した事を指しているものと考えられます。
なくしてしまった兄の釣り針を探すために海神の宮にたどり着いたものの、豊玉姫と結婚し、帰ることなく3年が経過していましたが、見つけた釣り針を兄の元へ返す為に地上へ戻る事を決心したエピソードと合致します。

下社は縁結び、子宝、そして安産。豊玉姫命は出産の際、山幸彦に覗かないようにと念押ししたものの我慢できなかった山幸彦は覗いてしまいます。
そこにいたのは龍の姿に戻った豊玉姫命。その事を恥じた豊玉姫命は海へ帰ってしまったというもの。夫婦神でお祀りされていながら夫婦円満のご利益が謳われていない事も含めて妙に納得させられてしまいます。

アクセスなど

  • 住 所:〒917-0241 福井県小浜市遠敷65−41
  • 駐車場:両社とも入口前に縦列で駐車するスペースが若干数設けられています。

境内散策

この神社は上社・下社の二社一対とされていて、街道沿いから手前側が下社の若狭姫神社、奥が上社の若狭彦神社。下社➩上社の順に巡る、でも別に逆でも良いという、割と緩い参拝順路が定められています。今回は書いてある通り下社➩上社の順に巡ります。

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若狭姫神社(下社)

立派な鳥居・御神門がお出迎え。

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御本殿・ご拝殿

御神門奥にあるのが御本殿と拝殿。

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千年杉

本殿左脇に本殿よりも存在感を放っている千年杉。

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手前には願掛けの位置指定用の板が置いてあり、ここで仰ぎ見ながら千年杉に願掛けをするようです。

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男根陽石と女器陰石

境内向かって左側にあるのが子宝のパワースポット『男根陽石』と『女器陰石』。どこかで見たことがある形の石なんですが、いまいち思い出せません。

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神水

お水送り神事の場所というだけあって、桂の井という霊水が出る場所があります。

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日照り続きだったためか、経年経過のせいなのか現在お水は出ていません。

若狭彦神社(上社)

参道と夫婦杉

上社はより自然に囲まれた境内に踏み入れるだけで落ち着いた雰囲気を感じられる場所になっています。中でもその参道にある夫婦杉は神々しさをまとっています。

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御本殿・ご拝殿

昔の神事はこの上社を中心に営まれていたようですが、現在の管理は下社に写ってしまったらしく、現在境内は無人

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御朱印

御朱印は二社分をまとめて下社にて頂けます。

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まとめ

今回はこれで以上です。
若狭といえば湾の名前にもなっている通り、海の方に目が行きがちですが、事実きれいな海が広がっていてやっぱり魅力的ではあるんですが、ひとたび山の方に目を向けてみても魅力的なスポットがあります。
若狭彦と若狭姫の伝説に肖ったご利益が得られるパワースポット、若狭旅行の際はこちらも訪れてみて下さい。