今回は兵庫県にある尼崎城のご紹介です。
尼崎に城なんてあったっけ?
あったんです、というか出来たんです。兵庫県でも有数の大都市でダウンダウンの出身地で、こってこての関西弁のおばちゃんが跋扈するこの尼崎と言う土地に突如として現れたお城、それが尼崎城です。
では、今回はそんな尼崎城に一礼。
お城概要
どこにあるの?
このお城があるのは兵庫県尼崎市、まあそりゃそうですよね。
場所は阪神『尼崎駅』の南東部。駅前の広場からでもすぐ見える好立地。
そこそこ都会の尼崎の、駅前広場で川と陸橋と、鉄橋と高層ビルと、そして城。
めっちゃシュールな絵が撮れる街、それが現在の尼崎。流石としか言いようがありません。
創建の歴史
尼崎城と言うのはちゃんとあった城なんです。竣工1617年、戸田家当主氏鉄(うじかね)によって築かれます。その後、青山氏、松平家へと城主を変え、その後7代続いた松平忠興の代で幕末を迎えます。
明治時代に入って、廃城令により建物はほぼ取り壊されたものの、本丸は菩提寺深正院に移築されたものの、戦災で焼失してしまったという事です。
尼崎城は徳川幕府開府後の城なので戦歴などはありませんが、約260年に渡りこの地にあったとされる城で、築城の前身には『尼崎城址公園』が整備され、市民の憩いの場になっていたようですね☆
再建
尼崎に城なんてなかったよね??
微妙に言い回し変えてるだけよね?
でも、そう思った方は正解です。
実は出来立てほやほや、2018年に建造されたばかりのお城です。
旧ミドリ電化創業者の『安保詮(あぼあきら)』氏による12億円に上る工費を私財から投入して再建されました。それを尼崎市に寄付したんだとか。その他市民からも2億円に上る寄付が集まり、この天守は再建されました。
手を挙げた安保氏の貢献は勿論ですが、市民たちとの融和によって建てられた文字通り尼崎のシンボルと言えますね☆
城内とか城周辺を散策してみる
お城前の公園
お城というか復元天守なんですが、周りは駐車場と公園として整備されています。
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その立地の良さから、しばしばイベント会場にも使用されるらしく、今回僕が訪問した際もイベントの最中。何のイベントやったのかいまいち分らず仕舞いだった訳ですが。
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学生ブースによる尼崎城ラテ、豚の串焼きなど色々なものが誘惑してきます。
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ちゃんと城見ろよ☆
城周り
2018年竣工、2019年公開と言うだけあってとても真新しく、そして綺麗。
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普通の城とかのお堀ってもう苔むしたりして底はおろか中の生物すら確認出来ない程濁っているものなんですが、流石にめっちゃ綺麗。
城内部
城内部には残念ながら城所縁の品々が納められているとかそんなのはありません。
どちらかというと資料館と言う方が正しいかもしれません。
入館料は大人500円、まあ普通でしょうかね。
さて、城内部は順路がかっちり決まっています。まず入場すると皆揃ってエレベータで3Fへ。展望台になっています。
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江戸時代の城の外に拡がる高速道路&高層ビルってかなりシュールだと思いませんか。
2F・1Fはそれぞれ資料展示があったり、撮影コーナーがあったり。
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実際に持つことができる火縄銃や刀は子供に大人気です。
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アクセス
- 住 所:〒660-0826 兵庫県尼崎市北城内27番地
- 駐車場:あり。
兵庫県尼崎市阪神本線『尼崎』駅から南東へ徒歩7分。公園に駐車場20台。有料の上、イベント時に使えなくなったりするため、あてにしない方がよいかもしれません。(駅前なので周辺にいくらでもコインパーキングがあります。)
まとめ
今回はこれで以上です。
立地柄このお城は多分阪神線で梅田⇔尼崎を通るだけで見る事が出来ます。
とても綺麗な城なので、一度ゆっくり見てもらいたいところですが、時間がない方は梅田⇒三宮の際に南側に見えてきます。一度お休みの日にでも気にしてみてください。