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この世のものとは思えぬ景色『仏隆寺(佛隆寺)』


今回ご紹介するのは仏隆寺(ぶつりゅうじ)というお寺です。
やっと暑いのがひと段落して出かけやすい空気になってきました。この時期、紅葉には早いしどこに何をしに行こうと迷っている人がいれば是非今回の仏隆寺はご一考頂きたい場所です。
ここの見どころは一つは桜、そして夏の終わりの時期、非現実な景色を演出してくれるヒガンバナです。ヒガンバナ=彼岸花と書きます。

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丁度お彼岸に満開を迎える事や、この真っ赤な花の色が血を連想するなど少し怖い印象を持たれることもあるこの花、さしずめ僕自身も少し怖い印象を持ったりしていたんですが、理由はこれでしょう。

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当然のことながらこの花自体に悪い謂れはなく、田んぼやらに群生する様は妖艶そのもの、一度じっくり鑑賞してみるときっと見惚れてしまう、不思議な魅力を感じて頂ける花です。
では、今回はそんな彼岸花で有名な仏隆寺に一礼。

本堂まで

このお寺があるのは奈良県宇陀市。のどかな自然が多く残るこの市は自然に触れる観光先としては正にうってつけ。宇陀市を北西・南東へ走る国道369号線から細い山道へ、田んぼに民家に、すれ違いも少し厳しい道をひたすらにまっすぐ進むと仏隆寺の石段が見えてきます。度々分かれ道に出くわしますが、その所々に案内表示が出ているので迷う事はありません。

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この結構長い石段ですが、この石段の両脇一杯に彼岸花が大きな弁を広げて咲き誇っています。

登り切った先にある山門です。入山料は200円、入口に係員がいる訳ではありませんが、見ごたえのある彼岸花の見物料の気持ちも込めて快くお支払いしましょう。

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まっすぐ進んだ先あるのが御本堂です。

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彼岸花群生

ここの千年桜というのも見事なようですが、この時期の彼岸花も圧巻です。

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本来ならこの石段の両脇が絨毯を敷いたように赤く染まるようなのですが、お彼岸が次週の通り、今はまだ5分~7分咲きと言ったところでした。でも、脇の方にはしっかりと群生する様が見られました。

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境内散策

白姫神社

本堂の入口のすぐ右側には鳥居が立っています、白岩神社です。

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御祭神に須勢理姫命を祀る神社です。

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振り返った石段手前には人が一人そのまま寝転がれそうな位の巨木の切り株があります。

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十三石塔と石室

本堂から回り込むように左奥に向かうと、この石塔が見えてきます。細かな紹介文などはありませんでしたが、その見た目から相当な年月を経てきた事は見て取れます。

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石塔奥にあるお堂。願い事が叶う護摩木も横に据えてありました。

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お堂から更に奥へ。見えてくるのはこの石室。字が所々かすれていますが、開祖、入定石室、西暦859年という事から開祖(の名前が読めません)が修行に籠った石室という事が伺えます。

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真言宗では生き仏という言葉がある通り、瞑想に入る修行はかなり厳しいものであったと想像されます。きっとこの寺の開祖もこの石室に籠り、真っ暗な中、入定(瞑想に入る事)に入った事でしょう。

御由緒・御朱印

このお寺はそもそも女人高野として有名な室生寺の南門として末寺(神社の末社みたいなものでしょうか)と位置付けられるお寺で、空海が唐から茶を持ち帰りお茶を栽培した地という大和茶発祥の地とされる場所でもあります。創建は定かでないものの、空海の高弟である賢恵(けんね)により建立されたとも、その以前から建っていたされます御朱印はこの社務所らしき場所で頂けます。大和茶の暖簾が奥に見え隠れしていて、こちらで大和茶を頂く事も出来ます。

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御朱印です。

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アクセスその他

  • 住 所:〒633-0213 奈良県宇陀市榛原赤埴1684
  • 駐車場:あり

電車の場合

一番近い駅は近鉄榛原駅からバスで高井停留所から徒歩30分ですが、観光としての現実的に機能する交通機関は無いものと思った方がよいかと。

車の場合

名阪国道針インターより国道369号線を南下、高井交番を過ぎた辺りで伊勢本街道へ
駐車場は10台弱止めるスペースはあるものの、春・秋のシーズンは混雑が予想される上、たどり着くまでの道はかなり狭い所もあるので、個人的なお勧め参拝時間は早朝。

まとめ

今回はこれで以上です。彼岸花は際立ちすぎるその色が、人によっては苦手とされる方もいるようですが、それは他にない彼岸花の鮮やかさの裏返しとも言えます。じっと観察してみて、出来ればこの花の群生をバックに撮る写真はこの時期他にない位艶やかな雰囲気を纏うインスタ映えする一枚が撮れる事と思います。

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この一帯は室生寺、龍穴神社、水分神社と観光スポットに恵まれた一帯ですが、一つ一つが結構離れているので、出来れば思い付きで訪れるのではなく(僕の様に)、しっかりと回りたい場所を計画して行かれる事をお勧めします。

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