神社に一礼

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滋賀県湖南三山、イチョウの道は艶やかそのもの『長寿寺』

この寺院があるのは滋賀県にある『長寿寺』さんのご紹介です。
滋賀県には、琵琶湖を中心とした近江平野とが広がります。その南側にはたぬきの置物で有名な信楽焼信楽市がありますが、近江平野と信楽の間に連綿と連なる山々があります。湖南三山はそんな南側の山々のすそ野に建つ歴史ある三つの寺院を言います。
今回はそんな湖南三山の一つ『長寿寺』に一礼。

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寺院概要

この寺院があるのは滋賀県湖南市。市中央を東西に流れる野洲川から南に差し掛かった山の中腹を切り開いたかのように建つ天台宗の寺院です。
創建は天平年間(729~748年)聖武天皇の勅願によって建立されました。
この寺院建立に深くかかわったのは東大寺大仏殿造立に尽力したとされる良弁僧正。
聖武天皇が良弁に跡継ぎ誕生を祈願してもらう旨を伝えたところ、良弁は阿星山山中に籠り祈りを捧げます。すると間もなく皇女が誕生、聖武天皇はその皇女生誕に因んで子安地蔵尊行基(同じく東大寺大仏建立に携わった人物)に刻ませて、それを紫香楽宮の鬼門に当たるこの寺に安置し、ご本尊のがこのお寺の興りです。

『長寿寺』と言う寺名は、皇女の長寿を願いつけられた名前なんだとか、よほど嬉しかったんでしょうね☆

本堂は貞観年間に一度焼失してしまったものの、同年中に復元され現在までその姿を留めています。鎌倉時代室町時代にはそれぞれ将軍源頼朝足利尊氏の祈願所として信仰を集め、全盛を迎えます。
ご本尊は秘仏『子安地蔵菩薩』、それに『観世音菩薩』、『金毘羅天』。これらは国宝に指定される『春日厨子(かすがずし)』に安置されています。

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1480年の作とされる安置している製作以降殆ど人の手が加えられていない大変貴重なものだそうです☆

境内散策

野洲川沿いから山の方へ、広々とした田んぼ道から山道をしばらく走ると急に開けたように突然お寺が見えてきます。拝観料は大人500円、まあ普通。

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丁度、村おこし祭りが開催中でした。

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御本堂

境内参道をまっすぐ進んだ一番奥にあるのが御本堂です。

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ご本尊の子安地蔵尊秘仏の為当然見ることはできませんが、他の仏像群は惜しげもなく安置されているので、見応えは十分。

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三重塔跡

この寺院、昔はもっといろんな建物があったんだそうです。その代表例が三重塔、戦国時代に織田信長安土城山中の摠見寺に移築しまったそうです。今はがらんとした、その跡地だけが残っています。

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紅葉

こちらの寺院も本領発揮は秋の紅葉のようで、駐車場から一段上に伸びる山門から本堂までの道は紅葉のトンネルのようになります。
今回のご参拝はちょっとだけ時期が早かったのか、一面真っ赤っかと言う訳にはいかなかったんですが、それでも十分に楽しむ事が出来ました。

参道のイチョウ

紅葉の赤が天上を染める景色が見れるはずだったんですが、少し若かったです。

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代わりに、イチョウの葉で埋められた一面黄色のじゅうたんのような参道を歩く事が出来ました。

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駐車場から参道を見上げる

駐車場から見る参道は綺麗に染まっていました。

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竹灯籠会

12月1日までの期間限定で展示されている創作竹灯籠。自分不器用なんで、こういうの器用にこなせる人がホンマ羨ましい。

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川部の郷グループという製作された力作が多く展示されていました。

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御朱印

御朱印は山門をくぐった先すぐでいただけます。こちらも混雑し勝ちなので、帳面をお預けしておくことが可能。

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弁天堂

境内の本堂を除く主要な建物が移築される中、残された数少ない建造物。

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村おこし祭り

秋の紅葉に合わせてなのかこの日限定なのか不明ですが、村おこし祭りなるものを開催していました。特産品の出店などが多く見られます。

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ぱっと見ちょっと高いなと言う感じですが、夕方の閉店間際には三袋で500円という価格崩壊を起こしており、お得に山栗をゲット。栗ご飯にして美味しく頂きます。

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参道を動画で

僕が参拝した時は頭上の真っ赤な紅葉より地面を彩るイチョウの方が綺麗だったので、そんな様子を動画で残してみました。


滋賀県長寿寺の参道。

アクセス

滋賀県湖南市草津線石部駅』より南へ。西寺『常楽寺』よりさらに奥へ。
駐車場多数あり。

まとめ

今回はこれで以上です。
紅葉は意外にも少し早かったですが、本堂に安置されている仏像群は十分に堪能できるお寺でした。立地上西寺常楽寺と、東寺長寿寺は是非ワンセットでお参りいただきたい場所です、それぞれに違った趣のあるお寺なのでどちらが良いというのはありません、両方巡ってみましょう。