神社に一礼

近畿圏内で神社・ラーメンを中心に『明日どこ行こ?』に答えられるブログを目指しています。

小堀遠州作の大庭園が有名『大池寺』

今回は滋賀県にある『大池寺(だいちじ)』のご紹介です。
小堀遠州、度々名前は聞くけど何をした人なのかイマイチわからないという方、何を隠そう僕もです。

お前もかい?!

今回はそこら辺の解説も交えつつ、二つの見事なお庭を持つ寺『大池寺』に一礼。

寺院概要

創建は天平年間(729年~784年)ほか概要

この寺院、知名度としてはそこまで高くないかもしれませんがその歴史は古く、創建は約1200年前まで遡ります。東大寺大仏建立にも携わった行基によるものとされています。

f:id:aoi0730kanon0930:20211009143158j:plain行基は、地元農民の為に農業用水の確保のために『心』の字の形に4つの池を作ります、そしてその中央にこの大池寺を建立、一刀三礼の自刻の釈迦如来坐像を安置したのが始まりとされています。

一時期は8つの子院を持つこの辺り一番のお寺だったようですが、戦国時代に入ると織田信長VS六角氏の戦にまきこまれ、ご本尊を除くお堂などのことごとくは焼失してしまったんだとか。更にその後の江戸時代に入り、この辺りの藩主となった小堀遠州によって再建、名前を龍護山大池寺と改められ今日に至っています。

お寺があるのは滋賀県甲賀市他アクセスなど

  • 住 所:〒528-0035 滋賀県甲賀市水口町名坂1168
  • 駐車場:あり

寺院駐車場に至る最後の道が少し狭いので、大きい車で訪問の際は少し注意しましょう。駐車台数自体に問題はないものの、紅葉名所としても名前が高いのでシーズン中はかなり混雑します。

寺院散策

御本堂には二つの名庭

寺門を抜けたすぐ先にある立派な御本堂、拝観料は400円ですがご住職によるご解説なども頂けます。

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そんな大池寺自慢の名庭園、手前が江戸後期作の小庭園

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奥の間にあるのが江戸初期・小堀遠州作の大庭園。

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真ん中の庭木は白砂に浮かぶ宝船を表し、後ろの刈込が大波・小波を表現しているという事です。
また、手前にある一山の刈込が亀を表現していたりと、見事な中にもユーモアが感じられる見事な庭園です。

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また、これらの庭木は全部さつき、背景の木々はもみじほか秋に色づくものばかり、冬は積雪もある地域なので、春夏秋冬、いつ見に行っても違った姿が楽しめます。

落ち着いた茶室ほか

主庭の裏手には茶室があり、別料金ながらお抹茶とお菓子も頂くことが出来ます。

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さて、この茶室から振り返るとまた別の枯山水庭園も楽しむことが出来ます。

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御朱印

御朱印は御本堂入口でご住職から頂けます。

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弁天池の沈み鳥居

大池寺の周りには『心』という文字が池で以て描かれています。そのうちの2画目の池は弁天池とも呼ばれていて、近づくことが出来ないので確信はないものの恐らく中心にある浮島には弁天様をお祀りする社があるんだろうことが窺えます。

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珍しい光景はその前です。池に沈み頭の部分だけが見えている鳥居。

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大望遠だとだいぶぼやけるんですがこんな感じ。

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池に鳥居沈めて建つ訳はないので、当然池が出来る前に建てられたんだとは思いますが、元々は農業用水の貯水池として作られたこの池は何とも不思議な光景を醸し出しています。
お寺のすぐ隣には八幡神社が建っています、ご本殿はこんな感じ。

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弁天島(と多分あるお社)はどちらかと言えばこの神社側に属するものなのかもしれませんが、昔は寺と神社は一緒くただったので所属を考える必要もないのかもしれません。ただ、何でわざわざ池の中に鳥居をなんてロマンがありますよね。
池の水が干上がったときに建てられたのだろうか、日照り続きで雨ごいの為だとか、色々と想像を巡らしてしまいます。

まとめ

今回はこれで以上です。
紅葉とさつきの名所という事で、特にサツキで彩られた庭園に定評がある名刹は、お庭だけじゃなく歴史もご本尊も楽しめるお寺でした。どうせなら寺院見学と紅葉鑑賞やサツキ鑑賞を合わせて行いたいところですが、庭自体を落ち着いて眺めたい時はむしろシーズンオフに拝観する事をおススメします。