神社に一礼

近畿圏内で神社・ラーメンを中心に『明日どこ行こ?』に答えられるブログを目指しています。

清流に触れ、神馬と戯れよう『丹生川上神社下社』

今回は奈良県にある丹生川上神社下社のご紹介です。
奈良県中部に位置し、奈良県川上村にある丹生川上神社上社と対を二社一対の神社です。では、今回はそんな丹生川上神社下社に一礼。

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神社概要

どこにあるの?

この神社があるのは奈良県吉野郡。吉野郡と言えば吉野の千本桜と吉野神宮が真っ先に浮かぶところですが、この神社があるのは山道をずっと南へ入った山あい。

吉野の山って広いんです

境内横を流れる丹生川は正に清流そのもの。川を眺め、風を感じ、せせらぎに耳を傾けていると、心清められ、悪いものが全部洗い流してくれそうな気にすらなれる場所。

何も残らないんやない?

創建の歴史とか

創建・ご祭神

ご祭神は闇龗神(くらおかみのかみ)
以前は高龗神とされていたご祭神が大正時代に入り変更されたんだとか。
日本でも神代まで遡る神様で、この2柱はしばしば同一神とも考えられることもありますが、いずれにせよ水神様を代表する神様と言えます。

丹生川流域にはここ以外にも上社を初めとして色々な水神信仰のお社が点在しています。川に対する畏敬の念が伝わってきますね☆

神社のご創建は不明ですが、第40代天武天皇の頃とされています。
丹生川を流れてくる鳥居を地元の人が御神体としてお祀りしたのが始まりとされています、その後江戸時代に入りこの神社は中央の幕府や朝廷にもその存在を認められるようになり、祈雨の奉幣がなされたり黒船来航の折には孝明天皇が国家安泰の祈願をしに訪れるなど、二十二社の1社として遇されるようになります。

ご利益

この神社のご利益は水。昔は干ばつなどの際、水の神様霊験に与ろうと天皇行幸されて祈雨されるほど厚く信仰されていました。今は水のパワースポットとして、清らかな丹生川の流れと共にその浄化の力に与ろうという方から信仰されているスポットです。

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境内散策

ご本殿・拝殿

ご拝殿は境内から一段高い位置にあります。

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最近修繕がなされたのか、木の良い香りが漂うご拝殿です。
ここに限らず、ご本殿までは上がれないのが通例ですが、この神社では水神祭の6月1日だけ本殿前まで上る事が出来ます。
今回は参拝客が僕しかいなかった為か、特別に本殿前まで上がらせて頂くことが出来ました。平日参拝の甲斐があるというものです。

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有休無理やりとっただけやろ☆

当然の権利と確信しております。

神馬

ここの境内には神馬が普段から放されています。今回は他の神社のご神事で丁度出張に出たところでしたが、普段はこの柵の内側を闊歩しているので自由に触れ合う事も可能。

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蛙石

社務所手前にある苔むした石。飛び上がった蛙に似ているから蛙石なんだとか。

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産霊石(むすびいし)

こちらは男根と女陰の御神体が重なり合っているとされる石。

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御朱印

御朱印社務所にて頂けます。

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社務所脇にはもう一つ『天誅組』の史跡があります。

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ペリーの来訪以来、日本中の世論が開国派と攘夷、つまり外国人を排斥してしまおうという攘夷派に分かれ、次第に両者は対立していきます。
やがて各所で武装集団が組織される事となり、天誅組もそんな攘夷派志士の一派でした。この神社の社家がこの天誅組に参画、討伐軍の兵火がこの神社にも及び、社務所や本殿が罹災。今もその跡が石碑として残されているんだという事です。

この焼失もあって神社の記録がないため、はっきりとした創始が不明という事なのかもしれませんね☆

アクセス

奈良県吉野郡国道309号線沿い。最寄駅から更にバスで40分と言う立地の為、公共交通機関でのご参拝はちょっと非現実的。

まとめ 

今回はこれで以上です。
この神社のネックは唯一、アクセスの悪さにあります、奈良市街からでもゆうに2時間はかかるその道程はある種、人を選ぶ神社とも言えますが、清らかな水の流れと山に囲まれた中突然開けた中に建つ立派な神社は、行ってみて後悔はない素晴らしい神社です。