滋賀県草津市にある創作系ラーメン店「sole(ソーレ)」。 一見するとイタリアンのような名前ですが、提供されるのはラーメン。しかも、パスタでもスープスパゲッティでもない、しっかりとした“ラーメン”です。「ラーメンなのにトマト?」「ボンゴレってパスタでは?」そんな第一印象を良い意味で裏切ってくれるこのお店。 今回は、そんな滋賀草津の名店「sole」で味わった個性的な2杯をご紹介します。
店舗紹介:南草津の住宅街にひっそり佇むsole
アクセスと外観
「sole」は草津市野路東、閑静な住宅街の一角にあります。 大通りから一本入った場所にあり、初見では入口を見逃しやすいため注意が必要です。外観はシンプルでカフェのような印象。
駐車場と店舗環境
店舗前には軽専用の駐車スペースが3台分用意されていますが、幅が狭いためコンパクトカー以外はやや難易度が高め。 徒歩10分圏内には複数のコインパーキングもあるので、普通車で訪れる場合はそちらを利用するのが無難です。
店内はカウンター席のみで、木目調の落ち着いた内装。BGMには洋楽が流れ、ギターなども飾られていて、店主の趣味が垣間見えます。
メニューは特製トマト、ボンゴレビアンコラーメンが人気のようです。ほかにクラムチャウダー、イタジローなど他ではなかなかお目にかからないようなメニューが多数。
特製トマトラーメン:ラーメン×イタリアンの理想形
全体印象(俯瞰)
見た目はまるでスープパスタ。真っ赤なトマトスープに浮かぶチーズ、そして厚切りのベーコン。 香りからしてすでに“イタリアン”。しかしその実態は、ラーメンとしての完成度が高い一杯です。
スープの特徴
トマトの酸味とチーズのコクが見事に融合。スープは濃厚で旨味が深く、それでいてしつこくない。 ラーメンというより、まるでリストランテの前菜スープのような上品さがあります。
麺との相性
ストレート細麺を使用しており、スープの絡みは抜群。 パスタのようなもちもち感ではなく、あくまで“ラーメンらしさ”を感じる歯切れの良さが印象的。
トッピング
チャーシューとベーコンというW肉構成。特にベーコンは厚切りで香ばしく、スープとの相性も良好。 この組み合わせが、ラーメンに“肉の旨味”と“イタリアン感”を同時に与えています。
締めのリゾット
余ったスープにライスとチーズを投入するリゾットは絶品。これを目当てに再訪する人も多いとか。
ボンゴレビアンコラーメン:あさり×白ワインの香りが広がる洋風系
全体印象(俯瞰)
こちらも見た目は洋風スープパスタのよう。 あさりがふんだんに使われており、見た目からも旨味が伝わってきます。
スープの特徴
白ワインの香りとともにあさりの出汁がじんわりと広がる、優しい味わい。 塩味は控えめで、素材の持つ風味を前面に押し出しています。
麺との相性
こちらもストレート細麺。 スープの淡さを引き締めるように、麺の歯ごたえが心地よく残ります。
トッピング
あさりは具材としてもたっぷり入っていて、スープの旨味を食感としても楽しめます。
締めのリゾット
こちらも最後はチーズリゾットで締め。あさりの旨味を吸ったスープで作るリゾットは格別です。
まとめ:滋賀草津のsoleは“ただの変わり種”ではない
「sole 草津」や「sole 滋賀」などで検索すると、口コミ評価は上々。 しかし、それ以上に実際に食べて感じる“完成度”と“体験としてのラーメン”が魅力のお店です。
創作系と侮るなかれ。ラーメン好きもイタリアン好きも満足できる、新しいラーメンのかたち。 草津で立ち寄る価値のある一杯でした。
店舗情報(再掲)
- 店名:sole(ソーレ)
- 住所:滋賀県草津市野路東6丁目3-1 ライフノートSam2A号室
- 駐車場:店舗前3台(軽専用)+周辺コインP多数
- 営業時間:11:00~15:00 / 17:30~22:30(日曜定休)