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絶景 僥倖 『大徳寺・真珠庵』


今回ご紹介するのは大徳寺です。諸事情により真珠庵のみを拝観しに行ったんですが、最高でした。

そもそも今回の経緯としては、金曜の帰りに遡ります。『キャスト』という番組をご存知でしょうか、関西ローカル?の報道番組です。月から金まで報道半分、レジャー情報半分くらいで構成される番組で、帰りの時間がこのくらいになるので、見るというより聞いて帰路に着くのが習慣になっています。
金曜は土日にGO!というコーナーがあって、関西のお出かけスポットを各週一本紹介するというコーナーで、今回の特集は以下の通り。

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大徳寺の襖絵が改修され、その襖絵が公開されるとの事でした。その襖絵の作者が錚々たるメンバー。
北見けんいち、山賀博之、浜地創宗、山口和也、伊野孝行、上国料勇、分かる人なら名前見てピンとくるんではないでしょうか。

何が何でも見に行かねば!!ヽ( ;`Д´)ノ

イオン行きたいという家族の希望をねじ伏せて、今回は急きょ大徳寺さん(真珠庵だけ)へ一礼。

真珠庵までの道

京都市は北区、本来はこのお寺、かの一休さん所縁のお寺として有名な場所なんです。
元々の開祖は大燈国師宗峰妙超という方なんですが、応仁の乱の最中一度焼失してしまったそうです。で、その後焼失した伽藍を堺の商人と一緒に復興したのが一休さんこと一休宗純という話です。

境内案内図です。大徳寺は境内に色んなお寺が集まった集合体のような場所で、今回の目的地はこの北側の『真珠庵』というところ。

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他にも黄梅院など見に行きたい場所は色々あったんですが、スケジュールもなんもかんも急ごしらえだったので、真珠庵へ直行。
総門から順路に沿うように北へ。大仙院の案内と共にありました、真珠庵。

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この立派な根が特徴的な松を横目に目の前に見えるのが真珠庵の門。ただでさえ京都有数の観光スポットの上、流石に話題性抜群のようで、(僕もその一人なんですが)ひっきりなしに観光客が訪れていました。

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真珠庵内容・御朱印帳

拝観料は以下の通り。
大 人:1,200円
中高生:600円
小学生以下無料(ただし保護者同伴)

当然堂内の撮影は不可でしたので、写真はありません。
頂いたパンフレットより抜粋して紹介していきます。
まず、今回公開されている襖絵等は6枚、それぞれ6人の作家がいらっしゃいます。

北見けんいちさん:楽園

絵のタッチでもよく分かりそうですね、釣りバカ日誌の作家さん。朗らかな絵と一人一人の人物の細かな描写が本人さんの漫画そのままです。皆が楽しそうに思い思い宴会を楽しむさまは、正に楽園と言ったところでしょうか。

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山賀博之さん:かろうじて生きている

エヴァンゲリオンの制作会社社長として有名な山賀さん。水墨画で描かれるこの襖絵は随所の描写に圧倒されるものがあります。海猫、戦闘機、中心の円は心を写す窓として描かれているんだそうです。物憂げな女性にも目が行ってしまいます。

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濱地創宗さん:寒山拾得

僧侶でありながら画家でもあるこの濱地さんの作品は『寒山拾得』。このタイトルはそのまま、襖に描かれた二人の登場人物『寒山』と『拾得』を指しています。天台山国清寺の禅僧で、この二人はいつも仲が良く、一緒に子供の様に遊んでいたそうで、そんな様からこの二人は文殊菩薩、普賢菩薩の化身とされている二人なんだそうです。
濱地さんはその二人が楽しそうに遊ぶさまを描いてあります。

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山口和也さん:空花

一見すると黒いだけに見えるこの襖絵、凝らしてみると微妙なタッチで散らした赤や白が星を表していて、これは宇宙を描いているんだなというのがわかります。空花というのは夜空の星を空の花として描いた作品のようです。

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伊野孝行さん:オトナの一休さん

不勉強で僕は知らなかったんですが、『大人の一休さん』という漫画がEテレで放送されていたそうで、この方はその絵を担当されていた方。
今回の作品も『おとなの一休さん』だそうで、『(子供の?)一休さん』はとんちが得意ですが、おとなの一休さんは破天荒で有名というか一風変わったお坊さんやったそうです。
お酒好き、肉食好き、女性好きと煩悩から解脱する事を教義とする仏教からかけ離れた人柄やったそうで、今回の絵でも周りの住人の方と盛り上がりながらカラオケに興じるさまが描かれていました。

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上国料勇さん:Purus Terrae 浄土

スクエア・エニックスの双頭の一つ、『ファイナルファンタジー』シリーズⅩⅡ、ⅩⅢ、ⅩⅤのアーティストの方です。好きな方は絵でわかるかもしれないですね。
今回の作品はその名の通り極楽浄土に暮らす、観音様、弁天様、風神、雷神、荼枳尼天、不動明王、吉祥天つまり神様が描かれている訳です。空に浮かぶ神様の都市を未来の天空都市のように描く発想は他の誰にもない流石としか言いようがない何とも見ごたえのある一品です。

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ほか常設展示として、七五三の庭、通僊院、茶室:庭玉軒があります。これらは未就学児は拝観してはいけないというルールがあるらしく、おんぶ紐で子供背負っていた僕は拝観が出来ませんでした。同じ状況で拝観を予定されている方はご注意を。
あんただけやできっと(つ∀`o)っ

御朱印帳・御朱印

御朱印帳も今回限定のものが販売されていました、一冊3,000円。
可能なら全部購入も検討したんですが、勿論僕にそんな財政力はあるはずもなく最後まで迷っていたんですが、上国料さん作の物を購入。ここで、ミラクルが起こりました。
『サイン頂きますか?』

へ??(。・・。)

受付のおばちゃん忙しい中なんか勘違いか何かしているようにしか見えませんでした。まごまごしている僕を横目に僕が手に取った御朱印帳を手に、襖絵の方へ。一人の男性と一緒に戻ってきます。まさかの本人降臨。
バラエティでしか見いひんやつやん?!(ノ゚ρ゚)ノ

びっくりしておどおどしてろくに会話もできひん僕を前にさらさらとイラスト付きでサインを書き上げてくれる上国料さん、もうご覧になりましたか、とか聞かれたり、受取る時に『僕の人生初めて頂いたサインです』などいう間抜けな言葉を発した気もしますが、よく覚えてません。

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スケジュール無理やりでも、拝観時間短くても見に行くぞ!!のつもりが思わぬお宝が手に入りました、全部埋まった後どうしようw

アクセスなど

  • 住 所:〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町53
  • 駐車場:なし

電車の場合:京都市営地下鉄『北大路』駅徒歩18分
車の場合:堀川通(国道一号線~府道38号線)を北へ、北大路通を西へすぐ。

まとめ

今回はこれで以上です。
僕の今回のような真珠庵狙い撃ちという拝観は勿体ない以外なんでもなく、一個一個の寺院が名だたるものばかりの場所です。
今回の襖絵の限定公開は12月16日まで開催されていて、普段寺社仏閣に興味がない方も一度拝観に来てみて下さい。そして僕みたいに時間かっつかつで来ず余裕を持って、ついででも他の寺院を回ってみて下さい。きっと趣味の幅が広がるんやないかなって思います。

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