神社に一礼

京都、滋賀を中心に訪問した神社を紹介するブログです。

杭全神社(くまたじんじゃ)

今回ご紹介するのは大阪の街中に建つ杭全神社です。
だんじり祭りをご存知でしょうか、岸和田を代表するあの危なっかしい、激しい神輿回しで街中を駆け巡るお祭りです。
このお祭りは当然岸和田市内を曳行して回るんですが、だんじりは岸和田のものだけやなかったんです、そのもう一つのだんじりが行われるのが、この大阪市平野区にあるこの杭全神社です。

では、今回は夏祭り(だんじり曳行)時には30万人とも言われる観客を動員する杭全神社に一礼。

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本殿まで

大阪市平野区国道25号線の道沿い、地場の商店や背丈の低いマンションなどが雑多に並ぶ中、ぽっかり口をあけているように見える大きい鳥居、それが杭全神社の入口です。この道は国道だけあって結構な交通量があり、ゆっくりと入口を撮影なんかしていると隣に待つのは死のみです、重々気を付けましょう。

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交通量の多い国道から一歩足を進めると途端に喧騒が遠いものに聞こえます。ここに限らずですが、ご神域のなせる業なのか、そういう場所や造り上配慮されているのかわからないですが。

宇賀神社

神社へ行く道最中には右に杭全公園

f:id:aoi0730kanon0930:20181002231320j:plain左に宇賀神社と弁天池があります。弁天池という池の真ん中に宇賀神社が配されています。

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弁天池というからにはご祭神は弁天様と思いきや、御祭神は宇賀神と呼ばれる神様で、福の神または穀霊神として信仰されていた神様です。宇迦御魂神(うかのみたまのかみ)とも呼ばれ、弁天様と同一、または夫婦神と言われています。

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まあ弁天池というだけあってまあ弁天様なんやろうという点はともかく、問題はこの池。一見何の変哲もない穏やかな水面に見えるんですが、何か泡立ってるんです。
沸騰?動画投稿できないのが非常に残念ですが、UMAと間欠泉説どちらかと思料しましたが、色んな意味で確かめに池の中に入る気にはなれなかったので残念ながら不明のまま。

平野環濠跡

成り立ちやはっきりした経緯は不明ですが、恐らく戦国時代の防衛ラインとしての役割を担っていた壕の名残です。

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ご拝殿・ご本殿

筆塚や、ご神木を横目に二の鳥居をくぐるとようやくご本殿が見えてきます。

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御門。

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ご拝殿・ご本殿です。

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f:id:aoi0730kanon0930:20181002232419j:plainご本殿は3社あり、左から第一から第三とされています。

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お参りして一番に目が行くのがこの狛犬。前足が縛られています。以降下ネタ禁止です。
緊縛の意味は走人(家出人)防止の足止めなんだそうです。二本用意して、一本で狛犬の足を縛り、もう一本は持って帰って家出人の靴に結んでおけば、居所が分ったり戻ってきたりするそうです。

f:id:aoi0730kanon0930:20181002232450j:plain今時夜逃げというのもあまり聞かないですが、昔は家単位、あるいは村単位で固い戒律の元過ごしていた(一種の村社会ってやつですね)中、人足の頭数の家出というのは死活問題やったんでしょう。そう考えると狛犬さんも中々酷な役割を背負わされているように感じます。
今では、家出人を客足になぞらえたり、恋人になぞらえたりして祈願されたりしているようです。切実な意味ではやはり酷な役割感は拭えません。

境内散策

十柱神社

左から恵比寿社、大国主社、多賀神社、中井神社、住吉神社八幡宮松尾神社金毘羅宮愛宕神社、加茂神社。全部で当たり前ですが十神、お賽銭投げて一礼も一苦労ですが、これだけお参りしておけば大体のお願い事は叶いそうです。

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稲荷神社

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恵比寿社

一説ではここはかなりのパワースポットだそうです。

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ご神木

境内には中に入れそうな穴の開いたご神木があります。

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御由緒・御朱印

この神社、ご本殿が三社あるんですが、それぞれに創建の歴史があります。
平安時代初期、坂上田村麻呂の孫が862年に素戔嗚尊を祀るお社を創建したのが第一殿。
建久元年(1190年)伊弉諾尊を奉祀したのが第三殿。
元享元年(1321年)に伊弉冉尊速玉男尊事解男尊を勧説建立したのが第二殿です。

御朱印です。

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アクセスその他

電車の場合:JR関西本線平野駅徒歩5分。


車の場合:近畿自動車道側道を南へ、亀井西交差点を西へ正面の鳥居中へ駐車場有。

今回はこれで以上です。観客数30万人と言えば、地域一番の花火大会並なのでもう参拝どころではありませんが、普段の境内は写真の通り人通りも少なく落ち着いた参拝が可能です。祭りは祭りで楽しむとして、お祭り時に来たことのある人も来たことない人も一度ご参拝をメインにご訪問されることをお勧めします。良い所なのできっと新しい発見がある事と思います。