神社に一礼

近畿圏内で神社・ラーメンを中心に『明日どこ行こ?』に答えられるブログを目指しています。

百舌鳥・古市古墳群を巡る6『仲津山古墳』

大阪府藤井寺にある『仲津山古墳』のご紹介です。
百舌鳥・古市古墳群を巡るシリーズも第6回を迎えました。まずこのナンバリングは僕の訪れた(記事にしたためた)履歴なので、もし何か意味があるかもと勘ぐってくれた方には一重にお詫びします。

西行ったり来たりの脈絡のなさで何となくわかるよ☆

今回は仲津山古墳です。西の古墳密集地が百舌鳥駅周辺なら東の密集地。その中でも大きさ、駅からの近さからもまず一番初めに向かう事になる『東の古墳登竜門』と言える場所です。では、今回はそんな中津山古墳に一礼。

登竜門云々は筆者が勝手に名付けています。何の論拠も根拠もありません☆

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古墳概要

百舌鳥・古市古墳群は大阪の中腹を東西に広がる結構広い地域に点在する古墳の総称ですが、それでも密集地はあります。西は百舌鳥駅、東は今回の最寄駅『土師の里』駅。『はじのさと』と読む、初見ではまず読めない近鉄南大阪線の駅です。
古墳の大きさですが、まず墳丘長290m、高さ26.6mと古墳の中では大きく、全国でも9番目の大きさを誇り、鍵型のでっぱり部分を造り出しと呼ぶそうなんですが、この祀事を行ったとされる部分が両側にあるのが、この古墳の特徴です。

古墳はどれも建造から1500年以上の歳月が流れているので、はっきり『これ』と見て取る事は出来ません☆

被葬者は第15代応神天皇の皇后『中津姫命』。日本一の古墳『仁徳天皇陵』(最近の定説では違うらしいですが)で有名な仁徳天皇の母親に当たる方です。
応神天皇は全国に数多ある『八幡神社』の八幡様と同一神とされ、しばしば八幡神社比売神神道上の女神様)としてお祀りされている方でもあります。

外周散策

西に神社、東に他の古墳に囲まれた見るところがいっぱいある古墳で、古市地域の古墳にしては珍しく濠の周りの遊歩道が整備された巡りやすい古墳と言えます。

外周(濠)

外周部をよく見て回るなら北東の円墳部~西側にかけてが一番見やすくなっています、他の古墳の例に漏れず外濠に肉薄する程に住宅地が迫ってきているのに違いはありませんが。

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ここに限らず古市地域の古墳は総じて濠の整備がなされていません。古墳の外周には一周ぐるりと柵がしてあり、柵の内側が窪んでいるのでかろうじてそれとわかるものの、ぱっと見、沼と変わりありません。もっと言えば水辺にすら見えません。濠の深さや、また、みだりにいじってはいけないなど制約があるのかもしれないですが、自然そのままというよりどうしても汚らしい印象しか残らないのでもう少し何とかしたら?というもどかしさを感じてしまいます。これを世界遺産の一つです、とそのまま出す気なんでしょうかね。

自分のお部屋見た時によく抱く感覚よね☆

御拝所

古墳の南側に御拝所があります。
周りとは対照的にしっかりと整備されていて、神域らしい雰囲気を醸し出しています。

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周辺の古墳

周りに小さな古墳が多く残っているのもこの古墳の特徴で、大小合わせて7つ程。

鍋塚古墳

仲津山古墳北東に位置する方墳です。

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柵などが特になされている訳でもないので、てっぺんに上る事が可能。現在は一辺40m前後ですが、建造当時は約1.5倍の63mほどだったんだとか。

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仲津山古墳を一望とまではいかないですが、少し高い位置から古墳を眺めることが可能です。

古室山古墳

仲津山古墳南西、丁度仲津山古墳の前方部を向かい合わせにして建つ、かなり大きな古墳。本当はこの古墳自体独立した古墳だそうなので、仲津山古墳の付属のように扱うのもあれな古墳です。

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墳丘長150m・高さ15mと、かなり大きい割に周濠もなく古墳自体が広めの公園の様になっていて、地元の方の『憩の場』になっています。また、頂上へ上る事が可能です。頂上はちょっとした展望台のようになっていて、ここら辺の景色を一望できます。

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盾塚古墳

古墳南部にある、丘にすらなっていない円墳。なので、公園と言われたら信じて疑わない事でしょう。

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助田山古墳・中山塚古墳・八島塚古墳

古墳東部に三つ並び立つ古墳です、中山塚古墳・八島塚古墳の境界線が正直分らない上、引いてみることが出来ないので

ちっちゃい森にしか見えません。

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周辺の神社

北西側には神職の方が常駐していないものの、隣り合う神社が2社あります。

澤田八幡神社

北側にあるのがこの澤田八幡神社です。

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北西向きに建つ神社で参道の途中に線路を挟みます。

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近鉄南大阪線というしょっちゅう電車が行交う線なのでひっきりなしに遮断機が開いたり閉まったりするんですが、問題はその閉まる速さ。鳴り始めたらものの2,3秒でバーが閉じる。そしてその閉まる速さとは裏腹に全然電車は来ない。
もうこのせっかちなのは流石大阪とでもいうべき点なのか、そこそこ俊敏な原付載ったおばあちゃんでも回避不可能なこのせわしない踏切は見てると何だか笑えてきます。


澤田八幡神社の踏切

古室八幡神社

澤田八幡神社の南側に位置するのがこの古室八幡神社

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境内の角から仲津山古墳全体を眺めることが出来る数少ないビュースポットでもあります。

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アクセス

近鉄南大阪線『土師ノ里』駅徒歩10分。駐車場無し。

まとめ

今回はこれで以上です。
百舌鳥古市古墳群はこの度晴れて正式に世界遺産に登録される運びとなりました。おめでたいお話ですね。そういった動きを受けてなのか、登録に上がった話が出た辺りからこの土師ノ里駅に集結する観光客を多く見かけるように。聞かなくてもわかる古墳巡りの一隊です。
今後そう言った一連の動きを藤井寺市が受けて、観光整備していくのか、周りの空気に流されず保全のスタンスをとり続けるのか、少し愉しみな古墳の一つです。