神社に一礼

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阿波国の祖神をお祀りする県下随一のパワースポット『大麻比古神社』

今回は徳島にある『大麻比古神社』のご紹介です。
徳島(阿波)の国一之宮にあたるこの神社は、県内きってのパワースポットでもあります。その歴史とご利益にあやかりたい方、必見です。
では、今回はそんな阿波国一之宮『大麻比古神社』に一礼。

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神社概要

ご創建あれこれ

この神社は徳島県徳島市にあります。香川との県境の山を後ろに控え、林に囲まれた参道に、境内の奥の方は森、正に自然と共にある神社です。
創建は古く神武天皇の時代、この神社のご祭神でもある天太玉命(あめのふとだまのみこと)の孫にあたる天富命(あめのとみのみこと)が阿波忌部氏の祖を率いて阿波国に移住し、麻・楮を栽培して生活基盤を築きます。その際、忌部氏の祖神である天太玉命大麻比古神)を阿波国の守護神としてお祀りしたのが起源とされています。

忌部氏は古代朝廷の祭祀を始めとして祭具作製・宮殿造営を担った氏族です。奈良時代物部氏や、大伴氏、安倍氏、中臣氏らと共に、中央で要職を争う一族でしたが、大化の改新以後、同じ祭祀の一族中臣氏の勢力が大きくなるにつれ、押され気味になります。移住したというより追いやられたという表現の方が近いかもしれません。

室町時代には『阿波の国一之宮』に列されるものとして文献にも登場し、各時代の権力者である、細川氏や蜂須賀氏からの庇護(信仰)を受けていて、1719年には正一位の神階も授かっている由緒正しい神社です。

ご祭神・ご利益

この神社のご祭神は、忌部氏の祖神とされる『天太玉命』。それに神話『天孫降臨』の時の道案内役としても有名な『猿田彦大神』を配祀していて、そのご利益は(農業・産業の)発展と交通安全、また道案内の猿田彦大神のご利益から方除の祈願もできる神社でもあります。

境内散策

この神社の魅力は森。高速道路がすぐ南に走っているんですが、そんなことは全く感じられない位自然に満ち溢れていています。
まずこの立派な正面鳥居。

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そこから一歩進めば、両脇に木々と灯篭を整然と並び、確かにそこに在る神域と神気を感じられる。そんな神社です。

ご本殿・ご拝殿

縦長の境内をまっすぐに進むと最奥に見えてくるのが本殿と拝殿です。

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ご神木

この木々に囲まれた神社の象徴と言えるご神木の楠。

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めがね橋とドイツ橋

本殿の裏側は森の中に拓けた広場のような場所になっています。

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そしてそこには、心願の鏡池と池に掛かるめがね橋。

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残念ながら水は枯れていましたが、なるほどそこには確かに小さいですが眼鏡型になった橋。
そしてこの橋の手前の道を更に奥に進むともう一つこのドイツ橋があります。

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この辺りには第1次世界大戦時捕虜になったドイツ軍兵士千人が収容された『坂東俘虜収容所』と言う場所があったんだそうです。兵士たちは、地球の裏側のような日本のこの地で、祖国に一日でも早く帰れるようにと願い、この池の辺りを散策し、その記念と地元の温かい人たちとの交流に感謝の気持ちを込めて、この池と二つの橋を作ったんだとか。戦時中の捕虜といういつどうなるとも知れない身の上で、受けた親切はそれだけ印象が深かったという事が窺え、今日の日独の友好関係を示す象徴の一つでもあります。

口紅藤

藤は何色?と聞かれると大体紫とかそこら辺の色が一般的ですが、この藤は淡いピンク色の綺麗な花が咲くんだとか。静岡県清水市の天然記念物に指定されているものの枝分かれなんだそうです。

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奥宮と遥拝所

山頂へ2km、そこにこの神社の奥宮・峯神社があります。

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徒歩90分、途中マムシも注意してね、テヘッ☆なんて看板も出ていますので、参拝される方は十分な装備を。

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ちょっと、、俺ええわ
なんてヘタレ時間の都合がつかない方はすぐ西にある遥拝所へ。

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御朱印

御朱印は、本殿左脇にある社務所にて頂けます。シンプルですが、しっかり『阿波国一宮』の文字が。

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アクセス

徳島県鳴門市内県道41号線、大麻町付近の交差点を北へ。

まとめ

今回はこれで以上です。
この神社は境内に踏み入ってみるとたまに感じられる心地のよさのようなものがあります。神域である事と、あまり人の手が入っていない木々に囲まれて過ごす事が出来るのが魅力で、訪れるときっと癒される事と思います。