神社に一礼

京都、滋賀を中心に訪問した神社を紹介するブログです。

絶大な力で悪縁を断ち、良縁を結ぶ『安井金比羅宮』

今日は京都市にある安井金比羅宮のご紹介です。
行ってはいけない、悪縁切り京都随一、呪いなど検索すればネガティブなワードが浮かびますが、確かにパワースポットとしての知名度は最近急上昇中。
では、どんなところかなどをご紹介していきましょう、安井金比羅宮に一礼。

f:id:aoi0730kanon0930:20190202003142j:plain

神社概要

この神社の創建は668年藤原氏全盛を誇った藤原鎌足により藤寺として建立したのが始まりとされています。崇徳天皇はこの藤を好み、寵姫の阿波内侍(あわのないし)を住まわせたとされ、保元の乱で敗れた崇徳天皇が讃岐へ配流、その地で崩御された際には、その尊影を観音堂にお祀りしたとされています。

この当時はまだ寺だったんです☆

崇徳上皇はその後もこの地に所縁を持っていたらしく、治承元年(1177年)大円法師が御堂に籠られた際、崇徳上皇は姿を現したとか。その話は直ちに後白河法皇に伝えられ、光明院観勝寺が建立され、それがこの神社本殿の興りとされています。

崇徳天皇上皇)は崩御して後、長く続いていた平安時代を揺るがす数々の事件(延暦寺の強訴、安元の大火、鹿ケ谷の陰謀など)についてその怨霊によるものとされ、その祟りが畏れられるものとなりました。配流となった際の勝利者たる後白河上皇はその祟りを畏れ、鎮魂に躍起になっていたその一つがこの神社(この寺)の興りになったという訳ですね☆

その後応仁の乱の戦禍により荒廃したものの、1695年太秦に合った蓮華光院がこの地に移され、崇徳天皇、讃岐から勧請した大物主神源頼政公をお祀りし、『安井の金比羅さん』と親しまれるようになります。
明治維新後、廃仏毀釈の流れを経て蓮華光院は安井神社へ、現在の安井金比羅宮に改称され今日に至るという訳です。

崇徳天皇を悪霊と見る向きはいわば京都の見方であり、後白河上皇はじめ、その時の為政者による畏れに依るものと解釈するのが正しい捉え方でしょう。京都では怨霊ですが、配流とされた四国ではむしろ守護神として崇められる程で、後白河上皇と言う絶大な権力を掌握した影で、崇徳天皇は才に恵まれながら時代に恵まれなかった不幸な人物と解釈する事も出来ます。

境内散策

境内への入口は西側・北側に2つあります。境内は京都の街中にあるので、決して広くはありませんが、結構な人であふれています。

本殿・ご拝殿

この神社、境内に行列ができるんですが、それは後述するとしてご本殿にお参り。

f:id:aoi0730kanon0930:20190202012831j:plain

縁切り結び碑

この神社の最も強いパワ-スポットです。
碑の周りにびっしりと張られたお札。その異様な姿と、ご祭神である崇徳天皇の怨霊のうわさなどが相まって、一部では呪いのスポットなどと言われたりもしているようですが、本来はこの神社の掲げる通り『悪縁を切り良縁を結ぶ』為のパワースポットです。

f:id:aoi0730kanon0930:20190202012907j:plain
本殿の左手にありますが、最近はその絶大な御力に肖ろうという事で参拝客が激増。
高さ1.5m、幅3mの半円状の巨石で、亀裂を通して神様の御力が穴に注がれているんだとか。参拝方法としては、本殿にお参りの後、まず社務所で形代(身代わりのお札)にお願い事を書き(ご縁に関するものに特に効果が高いようです。)、まず表から裏へ穴をくぐり、次に裏から表へ穴をくぐる事で、
表⇒裏:悪縁切り
裏⇒表:両縁結び
のご利益が得られます。最後に形代を碑に貼り付けて祈願完了。

f:id:aoi0730kanon0930:20190202013302j:plain
f:id:aoi0730kanon0930:20190202013303j:plain

f:id:aoi0730kanon0930:20190202013305j:plain

碑にはびっしりと貼られた札で異様な姿に見えますが、呪いの噂などどこへやらと言わんばかりに碑の穴くぐりには長蛇の列が。不思議な出来事に見舞われる事はあっても少なくとも怨霊とは無縁なスポットなので、安心して祈願に訪れる事が出来ます。少なくとも3度は参拝している僕ですが、ここを訪れた前後に不幸な事象に見舞われた事は一度もありません。

御朱印御朱印

御朱印は悪縁切り良縁結び碑の更ににある社務所で頂けます。御朱印の取り扱いもあり。ちなみに碑に結ぶ形代は社務所ではなく碑の裏側にある台あり、100円以上の志で頂くことが出来ます。

f:id:aoi0730kanon0930:20190202014216j:plain

御朱印です。線の細い綺麗な印象を受けるご朱印。あと、こちら元は藤寺と呼ばれていたらしく綺麗な薄い紫の御朱印帳を授与頂く事も出来ます。

f:id:aoi0730kanon0930:20190203233931j:plain
f:id:aoi0730kanon0930:20190203233929j:plain

アクセス

電車の場合:京阪電車祇園四条駅徒歩8分。

まとめ

今回はこれで以上です。
安井金比羅宮は怖い所じゃありません、どころか京都でも有数のパワースポットです。
結び碑の見た目や、崇徳上皇の伝説などが相まって京都では怖がられる向きはありますが、怖いとか怪しい雰囲気は全く漂っていない事は連日出来ている碑へ並ぶ行列を見た通りです、夜中に神社に忍び込みでもしない限りは。
神様というのは日本も勿論海外古今あらゆる神様に表裏があります。天津神と国つ神や、今回の崇徳天皇、天神さんなど色んな神様は崇敬してくれる人にとっては守護神となる一方、自分に仇名す神様は邪神として恐れられることとなります。
要は、背景や歴史、興りや経緯を正しく理解する事、そして参拝の作法をしっかりと守り礼節を以て接する事、それがご参拝には一番大事だと考えます。

近隣の観光スポット

www.aoimon.net

www.aoimon.net