神社に一礼

近畿圏内で神社・ラーメンを中心に『明日どこ行こ?』に答えられるブログを目指しています。

やってみると面白い『梅干しの作り方』

今回は梅干しの作り方です。

いきなり個人的なお話で恐縮ですが

いつもよ?

昔僕は梅干しが嫌いでした、酸っぱいわ美味しくないわ、誰がこんなものを作ったんやとか思っていたんですが、ある日『紀州南高梅』要は和歌山県産の梅干しと出会い、そのイメージは180度ひっくり返る事になります。貧しいうちの家とそんな高級梅干しの縁が全くなかったというだけだったんですね。

生産地近いから美味しいってだけなんじゃ・・・?しかも、そんなお高くないし☆

今でもスーパーでたまに梅干しを買うんですが、あんまりおいしくないですよね。多分僕とおんなじような感覚をお持ちの方は紀州南高梅の梅干しを一度お試しください。
で、今回はそもそも梅干しが美味しくないのは梅が悪いんだと(勝手に)結論付け、なら自家製で紀州南高梅を購入して漬けてもおいしいものが出来る(と思った)為、試してみたお話です。

紀州南高梅って?

頭に『紀州』と名前が付いている通り、紀州和歌山で主に生産されている白梅(しらうめ)。

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天神さんが大好きだったというあの梅です。そもそも日本国内で生産される梅の実の実に6割は和歌山県産なんだそうですが、その和歌山で最高級品とされる梅の品種と言う事は、詰まる所国内最高級品種とされています。ちなみに南高梅は『なんこううめ』と読むのが正しい読み方。

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その果実は非常に大きくて、種がその割に小さい、かつ果肉がぶ厚くて柔らかいのが特徴とされています。和歌山県のお土産として大人気の梅干し・梅酒などの原材料として消費されています。
梅干しと言えば和歌山の中でも『みなべ町』と言う町が発祥とされていて、現在でも生産量が多く、『紀州みなべの南高梅』という商標登録までされています。

漬け方

改めて梅干しになる前の梅です。これはこれで美味しそうな小ぶりの果物にも見えます。

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ボケるなら2,3個かじる位の度胸が欲しかったんですけどね~☆

果実を無駄にしたくなかっただけです。

生梅を天日干し

上の梅の実はまだ若干青みを帯びているのがわかると思います。これをしばらく天日干し。すると色味が少し濃くなったのがわかりますでしょうか。

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全然変わってないようにしか見えないよ?

重しをして更に一か月

しっかりと色が変わった事を確認頂いたところで、本格的に梅干しを『漬けて』いきます。使うのは梅が余裕を持って入れる事が出来る器と、そこに落とす事が出来る落し蓋、それと重し、材料として使うのは梅と一緒に使う塩。

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鍋にまず塩を張って、梅を配置、梅を塩で埋めてまた梅・塩・梅・塩と梅を塩の中に埋める作業を続けていきます。

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そして最後に落し蓋をして更にその上に重しをします、これで放置。普通はこれらワンセットにした専用キットがあるんですが、今回は家にあったおでん用の鍋山〇春のパン祭り皿サランラップとボウル(密閉して梅に圧力がかかればOKと判断しました。)、空の一升瓶(に水を入れたやつ)で代用。

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最早失敗を通り越してギャグの様にしか見えないけど、おっちゃんの無計画を形にするとこうなるというわかりやすい例ですね☆

しばらくすると不思議な現象が

通例2,3日で現れるそうなんですが、ちょっと長かったです1週間くらい。圧力が少なかったのかもしれません。

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何か水が噴き出してきた!?

これが梅酢というやつだそうで、これが出てこないと話になりません。上がってこない原因として考えられるのはほぼ一つ、重しが足りないからと言う事なんで重しを増やします。

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手前一個だけカビ生えているのがわかろうかと思います。冷暗所保存とは言え生梅購入は5月、そこから干したり何やかんやしていると結果、梅雨ど真ん中で作業を行う事になるので、多少被害に遭う事は覚悟しましょう。

梅雨の晴れ間を狙って天日干し

またこれも梅雨の時期に不向きな作業なんですが、漬けてしわしわになった梅を天日干しします。

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陽光と夜露と両方充てるに越したことはないみたいなんですが、自営業者とプー太郎以外そんな時間ある訳がないので、休みの日から逆算して漬けていきましょう。

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2,3日干すと色とフォルムがより梅干しっぽくなります。
このままでも食べれますが、まあ固くて美味しくはありません。

梅酢と共に冷温保存

ここからは梅酢と一緒に冷温保存します。瓶詰して冷蔵庫で問題ありません。本場和歌山では、赤しそと一緒に漬けるノーマルなタイプのものは勿論、かつお節と一緒に漬けたかつお梅や、はちみつと一緒に漬けたまろやかなはちみつ梅というものもあって、基本色んな梅干しを作る事が出来ます。
今回作ってみたのは、アミエビの塩辛梅干しと、明太子梅干し。

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本人は真面目に考えています☆

もっといっぺんに梅が干せれば他にもイカの塩辛梅干しとか、いちごジャム梅干しとか考えていたんですが、素人が間に合わせ器具で作っているのでここらが限界でしょう。

さいごに食べてみた

まあ実食してみない事には始まりません。

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見た目通り水分が抜け落ちています。ふわっとした感じがなく固い。果肉部と種の境界線がほぼ皮一枚で食べる部分がほぼなく、失敗と言えるかもしれません。

いや失敗やろ☆

基本的に梅酢は塩+梅から出た汁なので、最初に漬ける段階で塩をケチらずにしっかりと漬けておけば何年でも保たせることが可能だそうです。事実、高級品の中には5年ものの梅干しとか呼ばれるものが普通に売られています。
これを失敗と捉えるか

いや失敗やろ☆

製作の過程と捉えるかは本人次第と言ったところです。継続観察して当ブログでご報告します(変化があれば)。

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