神社に一礼

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紅葉と竹林と西院の河原、見どころ満載の『あだし野念仏寺』

今回は京都にあるお寺『あだし野念仏寺』のご紹介です。
『賽の河原』を模して造られた『西院の河原』が見どころとして挙げられる寺院ですが、秋には京都有数のスポットとして地元は勿論、遠方からの見物客も絶えない人気のお寺です。

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今回はそんなあだしの念仏寺に一礼。

寺院概要

ここはかつて京都嵯峨の葬送地

この寺院があるのは京都嵯峨。場所でいうと京都嵐山から北側へ抜けた辺りの地域を指す地名です。
この辺りに残る地名は『あだしの』。漢字で書くと『化野』このようになります。
地域名というよりはかつてこの辺りは風葬地とされていた場所で、風葬とは最終的に野ざらしになってしまうご遺体を空海さんが供養するお寺として念仏寺を建立したのがこの地域と今回の寺院の興りとされています。

境内にはこの辺りに葬られた無縁仏が整然と

この寺院境内には所せましと居並ぶ大量の仏さんが安置されています。

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これはかつてこの地に葬られた後、何百年という悠久の時を経て、無縁仏になってしまったお墓を明治時代に入り、地元の人たちの協力で配列安置したのが今の姿の始まりとされているんだそうです。

死後の世界の一つとして数えられる賽の河原というのがありますが、ここは雰囲気が似ているからでしょう、名前を模して西院の河原と名付けられています☆

寺院建立は1200年前

この寺院の興りは約1200年前の811年。空海がこの地で野ざらしになってしまう以外を埋葬して供養のために千体の石仏を埋め、五智山如来寺を建立したのが始まりとされています。
ご本尊は阿弥陀如来像。

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寺院HPより

アクセスなど

  • 拝観時間:開門9:00〜16:30
  •  駐車場:なし。すぐ脇に有料駐車場有(2時間500円、一日千円)
  • 住  所:〒616-8436 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17番地
  •  拝観料:大人500円、中学生以上400円、小学生以下無料

寺に差し掛かる道は行き交いすら困難なほど細いので、ほんまに道あってるのかなと疑いたくなるところですが、信じて進みましょう。

境内散策

ここは京都の中心地から見るとかなり西の方に位置していて、公共交通機関の便もあまりよいとは言えません。ですが、紅葉名所としてもそれ以外の観光目的としても絶好のいわば穴場。そこらへんを解説していきます。ポイントは夕日と岩です。 

境内の入り口はなだらかな石積みの坂から

このお寺がある通りは保存地区に指定されています。なので、街並みは時代劇で見るような景色が広がるんですが、静寂に包まれたどこか哀愁すら感じてしまう場所。特に夕暮れ時などは物寂しさときれいな街並みがとてもマッチした独特な雰囲気はほかのどこででも味わうことはできません。

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西院の河原

オールシーズンこの寺院で一番惹かれる場所といえばやっぱりこの西院の河原でしょう。この整然と居並ぶ仏さんたち、その数なんと8千体もいるんだとか。

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庭園

青紅葉と苔の色違いの緑色を堪能するのも悪くありませんが、やはりこのお寺の庭園を楽しむなら秋の紅葉でしょう。特に拝観入口を過ぎてすぐに広がる庭園は広さこそそれほどでもないものの、青々とした苔と鮮やかな赤い紅葉のグラデーションはそれだけできれい。

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仏塔がそうさせるのか、境内に広がるどこか物寂しい雰囲気が紅葉に、それも少し日が陰ってきた昼下がり~夕暮れ時の雰囲気は何とも形容しがたいものがあります。

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竹林の道と六面六体地蔵様

西院の河原と並んで、オールシーズン楽しめるこの寺院の見どころがこの竹林の道。

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竹林の道と聞いて思い浮かぶのはやはり嵐山のほうなんですが、あちらは人でいっぱい。深夜にでも訪れない限りこんな無人状態の道なんてまず見ることは敵いません。
人ごみを避けての穴場狙いなら断然こっちです。
この竹林を抜けた先にあるのが檀家さんというか一般の方の墓地が広がっているんですが、その中に建つのがこのお地蔵様。

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六角柱のそれぞれに一体ずつのお地蔵様が安置されているので『六面六体地蔵様』といいます。佇まいだけでなくよく見ると少しずつお顔も違うので、ぜひ見比べてみてください。

御朱印

御朱印は境内北側にある寺務所にて頂けます。

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まとめ

今回はこれで以上です。
京都の紅葉名所ってどこもかしこも人ごみにあふれている印象がありますが、ここはまさに穴場というのか人もまばら。ゆっくりと静かに鑑賞することができます。

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寺院を好き、嫌いで論ずるのもなんなのですが、個人的にこのどこか寂し気な雰囲気がとても好きな場所です。静かなお寺を歩きたい方におすすめの場所です。