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奈良県有数の縁結びパワースポットは桜と紅葉も見事『談山神社』


今回は奈良にある『談山神社』のご紹介です。
桜に紅葉、そして見事な舞台を堪能できる奈良県屈指の眺望スポットです。

神社概要

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神社があるのは奈良県桜井市

この神社があるのは奈良県桜井市、飛鳥時代の数々遺跡がある事で有名な明日香村に隣接するのどかな街。神社は多武峰(とうのみね)という山々に囲まれた豊かな自然の中にあります。特に秋には奈良県を代表する紅葉のスポットとして有名な場所。

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創建は1600年前

今の談山神社として成立したのは明治に入ってからですが、元々は『多武峰妙楽寺』という大きな寺院でした。そもそもは飛鳥時代~奈良時代にかけて、藤原鎌足の長男定恵がその父の墓をこの地に移し、十三重塔を建てたのがこの地の始まりとされています。

  • ご祭神:藤原鎌足

ご利益はずばり縁結び。こんな山奥の修験者向けの神社で?と思うところかもしれませんが、境内にはそんな恋愛にかかるスポットが随所に設けられています。

アクセスなど

  • 住 所:〒633-0032 奈良県桜井市多武峰319
  • 駐車場:あり

冒頭の通り、紅葉の時期は手前の山道が車で埋め尽くされる勢いで混雑しますが、それ以外のシーズンは比較的ゆったりと大自然を満喫できます。

境内散策

境内は北側の山裾一帯に広がっていて、入り口は二つ。自然管理という事で、入山料が必要になってきます。

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ご本殿はこのせり出した立派な舞台から

ご拝殿・ご本殿は境内を登った一番奥にあります。

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中は畳敷きになっていて、結構広々、刀はや装束の展示もあります。

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オフは殺風景

この神社の見どころは春と秋。そのため、オフシーズンの冬に参拝するとこんな感じ。

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まあほかの参拝客もいないので、ゆったりと境内散策するにはちょうどいいんですが、ちょっと殺風景ですね。

春には桜が一望

知名度としては秋の方が有名なこの神社、ですが個人的なおすすめはこの春です。冬はあれだけ殺風景だった景色がこの通り。

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境内入口からどこもかしこも満開時には一面ピンクに染まります。秋よりおすすめなのは、これだけ一面桜に囲まれる絶景スポットなのに紅葉のイメージが強いのか桜のスポットとしての知名度はそこそこ。正に穴場と言える場所なんです。
中でも一番の桜満開スポットは正面鳥居を抜けてすぐ右の道。

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まあ平たく言うとトイレ前なんですが、そこら辺はただ桜の綺麗な場所とだけでよいでしょう。

十三重塔

この神社の興りとなった十三重塔です。

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1300年前からあった風景なのかと思うと何とも言えない感慨深いものを感じてしまいます。

境内にはご縁に関するスポットがいっぱい

この神社のご利益は縁結び。ご本殿に、というよりは境内の随所に恋愛にかかるパワースポットがちりばめられています。

恋の道

摂社東殿へと続く参道です。

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実際に縁結びについてお願いをするのはこの先にある東殿こと恋神社、そして結びの岩座ですが、いわばこの参道はその準備のための道。参道をご縁を心に願いながら一歩一歩、ゆっくりと歩いてゆく道です。

摂社東殿(恋神社)

恋の道を進んだ先にあるのが恋神社。

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お祀りされているのは鏡女王(かがみのおおきみ)。藤原鎌足の正室にあたり万葉集に歌が収録されている歌人でもあるとされています。
容姿端麗で和歌に通じる文化人、正に才色兼備な彼女で以て縁結びの、特に女性の縁結びに力添えしてくれる神様としておまつりされています。
ここでの縁結び祈願の作法は決まっていています。

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まず正面からお参り、そして裏に回って再度お参り。これを時計回りに三度繰り返すんだそうです。しっかりと思いを込めてご参拝ください。

結びの岩座

神が宿ると言われている境内でも一番のパワースポットが、この岩座(いわくら)。

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願いを込めて岩をなでると願いが叶う、なでた後にお守りを買うと効果倍増なんだとか。結びというのは勿論縁結びに通じるところではありますが、この談山という名前は中大兄皇子と藤原(中臣)鎌足が大化の改新にかかる密談を行った『談い山』から来ています。人と人を結び付ける効果は確かなようです。

観音堂

最後は東殿から更に奥へ進んだ先にある観音堂、ここはご縁はご縁でも縁切り祈願です。

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昔は女性からの離縁というのが認められていなかったようで、特にこういった縁切り祈願の需要が高かったのでしょう。

御朱印

御朱印はご本殿前の社務所にて頂けます。

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元々が寺院だったことと関連があるのかは不明ですが、なかなかの達筆っぷり。

今時数少ない参道土産物通り

この神社もう一つの魅力が参道の土産物通り。近年どこもこういった神社参道の土産物屋さん街ってすたれていきつつあるんですが、ここはまだ元気に頑張っているように思えます。

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ここにはおすすめご当地グルメ『串こんにゃく』があります。

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勢いあまってかじってしまいましたが、醤油で煮たこんにゃくに田楽味噌を塗った素朴な味わいは、初見でもなぜか懐かしく感じてしまいます。

まとめ

今回はこれで以上です。
奈良の豊かな自然に囲まれた神社だけあって、春は桜、夏に新緑、秋に紅葉と季節毎違った楽しみ方が出来る絶景スポットとしても、誰か大事な人とのご縁を結ぶ祈願をするパワースポットとしても奈良有数必踏の場所です。奈良の奥地で少し訪れにくいところではありますが、訪ねる価値は十分、自然を満喫したい方は是非どうぞ。

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