今回は何かとよく話題に上がるけどいまいちわかりにくいGOTOキャンペーンについて。とは言っても筆者も馬鹿ではないですが
アホやろ☆
このご時世に、なんていう批判的な情報ばっかりをマスコミで聞くばかり、肝心な中身とか具体的な情報が伝わってきません。
じゃあもう使ってみるしか無い!
というわけでテストケースも兼ねて、旅行の予約を取ってみたので今回はGOTOキャンペーンを解説していきます。
※僕は基本じゃらん派なので、今回もじゃらんを通じて予約する流れで説明していきます。
宿泊代金が35%OFF
まずは基本を理解しよう
GOTOキャンペーンといえばやっぱりこれ。いつもハピタス+じゃらんほか各サイトのポイントをせこせこと貯めている僕なんかこのパーセンテージの異様さがよくわかります。上のコンボで付与されるのが大体2%~6%程度、その実に7倍から17倍の還元率です。もういちいちハピタス経由でサイトアクセスするのが馬鹿らしくなるレベルですが、併用も可能なのでそこら辺は更に高みを目指しましょう。
さて、どうやって戻ってくるの?というのが皆さん気になるところ、マイ○ポイントみたいに個人情報根こそぎ提供した上で何ポイントかすらよくわかんないポイント5,000ポイントそれも一回付与されっきりとか誰もやる気は起きません。
おっちゃんマイ○ポイント嫌いすぎやねん☆
目的の割に還元率がケチ臭すぎるんです。
じゃあ今回のGOTOキャンペーンはどうなのかって言うと、ずばり支払代金がそのまま減額されるだけ。つまり使い勝手の良いポイントとかすら考える必要がないんです、ただ安くなる、それだけ。
今回試しに取ってみたんですが、初めは通常の料金が表示されます。
これが予約手続きを進めていくと、急にGOTOキャンペーンについての説明が表示されます。
ごちゃごちゃっとした説明がありますが、要は国に利用状況報告するから嘘つくなよ!とか、予約時にクーポンを使用するけどいいよね?(そのお陰で一旦全額払ったりといったこと無く支払代金が安くなる)とかそんな感じのことが書いてあります。
裏を返せば国とは独立した第三者機関に一部、または全部手続きが投げられている事がわかります。
まあどのみちこちらとしてはキャンペーンありきでの計画を立てているので、よほど訳解んない事が書いていない限りGOです。
すると宿泊代金が激変します。
6,160/17600=35%(0.35)なんで当たり前っちゃあ当たり前なんですが、変なポイントに変換されることもなく、通常2万円弱するお部屋が1万円ちょっとで泊まれるように、しかもいとも簡単になったというわけです。
今回なんかなんで持っていたか不明ですが、じゃらんポイントも保有していたので合わせて使うともう初めの料金なんだったんだろうという、まるで平日昼間たまにテレビをつけたときにやっている超胡散臭いテレビショッピング並にぜんぜん違う料金が提示されることとなります。
ちなみにこういう計算ってだいたい税抜時点で計算されて消費税分だけ思ったよりも高くなった的な感覚になることが多いんですが、この計算に関しては支払額、つまり税込金額から35%を考えるお話になります。いつものケチ臭い政府とひと味違うようです。
でも、初めの料金をお宿が吊り上げてるだけやろ?
とかよくよく考えたらあんまり関係のないことを言ってる人を見かけますが、デパートとネットショッピングのように同一の商品・サービスについて提供価格が違うならボッタクリ云々というお話になり得るのはわかりますが、自分自身のサービス提供価格をキャンペーンを考慮して、差引き0になるよう提供することは何の問題があるんでしょう。
激減してしまった収入補填を考えるのは宿泊施設に限らず小売店でもパチンコ店でもどこでも同じです。
また、仮にそれが悪だとする論拠は原資が税金であるキャンペーンの補助額にあぐらをかいて料金設定を普段より吊り上げていると捉えているようです。
ですが、収益の落ち込みが激しい業界への補助というのは補助金・助成金の基本的な考え方なので、問題性を全く感じるところはありません。持続化給付金なんてその際たる例でしょう。公平性で言えばサラリーマンは100%貰えないあれだけ不公平な給付金はほかにありません。
それに宿泊施設は唯一無二でも同業他社との競合はあります。仮に吊り上げた施設と据え置きの施設があったとしたら、吊り上げた方の競争力が35%低下します。単純に収入35%で落ち着けばよいですが、同業他社に宿泊客全部取られる可能性もありえなくないので、僕が経営者なら絶対にやりません。
要は毎年通っている施設でもない限り、吊り上げられてようがどうしようが外見にはわかりようもないので、自分がその値段に納得するかどうかという、いつもどおり宿泊施設を選定すればいいんです。
割引上限は14,000円
じゃあ青天井で割引が可能なのか、というと残念ながらそういうわけにはいきません。
割引の上限額は14,000円と定額で定められているので、14,000円VS宿泊代金✕35%のどっちか安いほうが適用されるというわけです。予算にもよりますが、必然的に14,000円を割り戻した40,000円のお宿が一番割得ということになります。
例えばこんなラグジュアリなお宿、僕なら絶対に泊まりませんが、こんな料金のお宿だと上限がだいぶ下の方で定額になってしまうので、割引率としては35%に程遠いものになってしまいます。
泊まらない、じゃなくて泊まりたくても泊まれないやろ?ひがみをこだわりみたいに言わない!
14,000円は人数分
ここからがこの制度の狂っている大盤振る舞いな箇所です。例えば大人2名でハイクラスなお宿に泊まるなら上限14,000円✕2=28,000円になるわけですが、別にこの上限額の計算上の人数は大人だろうと子供だろうと関係ないんです。
例えばさっきのお宿に家族4人で泊まるとします。このお宿小学生からも満額徴収しよる
この際それはどうでもええねん☆
一方で布団なし飯なしについては添い寝料金を取らないようで、ここのお宿代は大人3人分と同じ扱いになるみたいです。じゃあ割引額はどうなるでしょう、14,000✕2?3?違います、この場合14,000円✕4人=56,000円となるんです。
訳解んないでしょかなりの大盤振る舞いですよね。
さっきの割引額の算定式を訂正すると、【旅行の予約人数(明示すれば大人でも子供でも料金がかかってようといまいと関係なし)】✕【14,000円VS予約代金の総額✕35%】で比較することになります。
でも悪ふざけは厳禁
お父ちゃんがどんなけ頑張っても一夫一妻制の日本において同時に生まれない限りなかなか実現は難しいですが、例えば里子いっぱいいるおじいちゃんが予約をとったらこんな感じにもなり得るというわけです。
ただ、仮に本当に少年野球チームの監督みたいに随伴する子供が5人居たとしても、あからさまに胡散臭く見えてしまうのは明らかなので、要らぬツッコミを受けないようにするためにも嘘はつかないようにしましょう。
どうやって予約すればいいの?
GOTOトラベルはどうやったら対象の予約が取れるのか。これはあんまり深く考える必要ありません。この事業、提供する側は申請をして審査にちゃんと通る必要があるんですが、旅行する側にとってはいつもの旅行会社で旅行の予約をするだけ。
もし、ものすんごくマイナーな旅行会社とかをいつも使っているなど、心配ならHPに対象事業者の名前を検索するページがあるので、あらかじめ調べるのもありですがあんまりおすすめしません。
なぜならとても検索する事を前提にしているページとは思えないくらい見にくいから。その旅行会社の本店事務所か何かを都道府県別で調べる風に作られているんですが、まあ殆ど東京都ですよね。そう思って東京都を選んで旅行会社を検索してみるとまあ出るわ出るわ。
一休.comヤフートラベルをかろうじて見つけた時点で断念しました。ばっかじゃねえの
なので、センスのない、もとい、やる気のない、ちょっといつもどおりやらかしてしまったGOTOのHPを見るまでもなく旅行会社に出向いた際や、サイトアクセスした際に確認すれば事足ります。というか各社自粛で売上が激減してしまいここぞとばかりにアピールしまくっているので、探すまでもなくGOTOの取扱事業者なことはゴリッと書いてあります。
どこのお宿が対象なの?
お宿へ直接予約を取り付ける場合
まず、懇意にしているお宿へお宿へ直接予約を取り付ける場合、これも一応GOTOのHPで確認することが出来るんですが、多分この場合そのお宿に予約する際GOTO事業者ですよね?って聞くのが一番手っ取り早いことでしょう。
旅行会社・サイトを利用する場合
さて、もう一つのパターンとして旅行会社を通じて予約をする場合、そのお宿がGOTO対象なのかどうか、これは各社それぞれ対応されていることと思います。例えばじゃらんならかなりわかりやすい位置にわかりやすい色で明記がありました。
全部見るのは流石に辛かったので、全部は見ていませんが例えば楽天トラベルならGOTOのクーポンを取得する動作を前段階で挟んだり
一休ドットコムもGOTO対象のお宿ですがわかりやすい色と文字で記載してありました。
15%地域共通券クーポンはまだ未確定
この事業当初は35%じゃなくて50%って言われていましたよね。その残り15%にあたるのがこのもう一つのクーポンなんですが、残念ながら9月ごろに詳しい内容も含めてスタートするようで、今の所詳細もわからなければ、GETすることも出来ません。
いっぺんにやれや
おっちゃん本音がだだ漏れとるで?
まあ政府は忙しいんでしょう、35%の時点でもかなりお得なので気長に待つしかありませんね。
まとめ
今回はこれで以上です。
何かと、特にマスコミに叩かれるのを目にするのが多いGOTOキャンペーンですが、決まってから文句言ってても仕方がありません。確かに感染拡大させるなって言いながらGOTOをやるって何やねんと思えるかもしれないし、それを堂々と批判したどっかの都知事はキャンペーンから爪弾きに遭うし、私的で稚拙な部分も多々あります。
都知事って一人しか居ないけど。。。
政府は別に皆のために政治をやっているのではなく、大義があるにせよ無いにせよ、特定の誰かが得するように政策を作ります。逆に特定の誰かに与する事でしか政策は成り立ちません。定額給付金にしたって持続化給付金にしたって特定の人は苦しくなった生活の足しにもならない人もいればもらわなくても生活困ってない人もいますけど要件を満たせばもらえます。
あの時めっちゃ一生懸命去年商売やってたことにする方法考えたもんな、思いつかなかったけど☆
あれは悔しかったです。
万能な政策はない以上、あとは自分が恩恵を被ることが出来る政策に遠慮すること無く余すところ無く、思いっきり寄りかかってしまえば良いんです。それが素直な姿でしょう。
コロナ感染が広がるかどうか、特に自分がかかるかどうかはGOTOをやること自体ではなくGOTOでどこに誰が何しに行くか次第で結果は全く違います。
東京は除外なので、例えば大阪の繁華街に食べ歩きツアーに行こうというのは感染しに行くようなものなのかもしれませんが、それでも自分の心がけ次第。
まして同じ大阪でも百舌鳥古市古墳群のマイナーな1.2.3位(大きさね)以外の古墳を巡りに行くなんて日にはすれ違う人が0人なんてこともあります。0人なら流石にコロナに感染したりしません。
一日中古墳巡って楽しいのあんたくらいやない?
場所のチョイスの一例です。
別に日本国中コロナ感染者は居るわけですから、遊びに行く先が近所の公園でも感染リスクは0じゃありません。0にするには自宅警備員になり食事はすべてUBEREATS、しかも受け取りの瞬間必ず消毒することが前提です。
政策は打ち出された決まりごとでしかなく、それをどう扱うかは利用者にかかっているということです。
今危ないと言われる場所に平気で遊びに行く人はGOTOがあってもなくても行くときは行きます。感染リスクを下げたかったらGOTOをNOというのではなく、その人に近づかないようにする事の方がよほどリスク低減になります。
逆に今行くのは危ないのではと思える人は、どこに行ってもちゃんと行動を抑制したりちゃんと感染予防したり出来るので大丈夫です、ほんと場所のチョイス次第です。
あと、自覚があるかないかはその人次第ですが、今年に入って攻撃的になった人、周りに増えてると思いませんか。多分もう膨張しすぎて破裂しそうになっているんです、お互い思い切り発散しましょう。マスクして炎天下で、もうなんかおかしな宗教の修行のようかもしれませんが、それでもいつもと違う景色を見て、美味しいもの食べて、温泉入って、いつもより広い布団で寝て、だいぶ気分はリフレッシュされると思います。そんな意味でも積極的に利用するのはありだと思います。頭を使うべきは感染リスクを下げながら楽しめる旅行のプランニングです。