今回は当ブログにて以前ご紹介した葛城一言主神社。
『一言さん』の愛称でも知られ、一言で祈願する願い事は何でも叶えてくれるという知る人ぞ知る超強力なパワースポット。
ここにはもう一つ、彼岸花の名所としての顔があります。
今回は夏の終わりから稲刈りの前後にかけて、田んぼを深紅に染める鮮やかな光景をご覧ください。
奈良県御所市というところ
前回ご紹介の通りですが、この神社があるのは奈良県御所市。県内北西部にあって和歌山県と奈良県の境界辺りにある街で、ありていに言えばのどかな田舎町です。
農村、特に稲作地帯の多い市内各所ではそこかしこで彼岸花の群生を見かけます。
最近では観光資源にもという事もあって地域の人たちが、『見に来た人に喜んでもらいたい』と彼岸花を整備してくれているんだとか。本当に頭の下がるとともに感謝の絶えないお話ですが、特にその群生で有名なのが名刹としても名高い市内の寺院『九品寺』~今回の『葛城一言主神社』の辺り。
今回は市内もう一つの名所『葛城一言主神社』を取材してきたという訳です。
まずはちゃんと神社にお参りしましょう
主な群生地は神社境内にあります、ご神前での振る舞いという事なのでまずはしっかりと神様へご挨拶をしておくのが筋というものでしょうついでに一攫千金の願い事を。
本音駄々洩れやな☆
神社の価値を歴史やご利益に求めるのもなんですが、古都奈良にある神社だけあって創建の御由緒は21代雄略天皇まで遡ります。ご利益は前述の通り一言のお願い事全般という超強力なもの。シーズンオフでも十分訪れたくなる神社です。
田んぼのあぜ道いっぱいに広がる彼岸花の群生
前置きが長くなりましたが、これがこの神社境内いっぱいに広がる彼岸花です。
鳥居の前後左右目を見張るほどに彼岸花の群生を見ることが出来ます。これだけ広い地域に固まって咲き誇る彼岸花たちをみることが出来る場所はそうそうないと言って良いでしょう。
一輪に焦点を当てて撮るのもいいし
背後の葛城山と一緒に鑑賞するのも良いかもしれません。九品寺よりも鑑賞エリアが広い分、色んなインスピレーションを模索する事が可能です。
やっぱり踏み荒らされた跡が
まあ綺麗なので僕も写真撮りますし、元の咲いている場所が田んぼのあぜ道なので多少はしかたのないことかもしれませんが、結構ガッシガシ踏み荒らされた跡を見かけるのもこの彼岸花鑑賞のある意味定番です。
僕自身全く傷つけずに鑑賞できているとも出来るとも思っていません。彼岸花は田んぼのあぜ道に咲く花、歩く上で多少なりとも体が振れないという事はないでしょう。
ですが、常識の範囲内ながら注意を払いますし、写真をご覧になっていただければわかる通り根元から踏まれています。台風後の訪問なので、もしかしたら台風によるものもあるかもしれませんが、僕が訪問中も花畑の真ん中に平気で踏み入ったりする姿を見るとちょっと悲しくなる思いがします。
まとめ
今回はこれで以上です。
僕は割と田舎出身、というか今も住んでいる場所は田舎なんですが、あまり彼岸花には縁がなく、どっちかと言えば田んぼと言えばレンゲとか蛙でした。逆に和歌山出身の人に言わせれば田んぼと言えば彼岸花は定番で、むしろ雑草のようにぽきぽきと小気味よい音がでる遊具という扱いだったんだとか。
改めてそんな雑草扱いだった彼岸花がリコリスなんて名前で呼ばれているのは何だか不思議な感じもしますが、真っ赤でガラス細工みたいな繊細な彼岸花、もしかしたら日常にありふれた方はまじまじと見たことがないかもしれません。是非じっと眺めてみてください、改めて魅力的な花だと気付くはずです。