今回ご紹介するのは廣瀬大社。
奈良県北部の中心地、大和川の支流が丁度合流する地にあって、昔から衣食住に欠かせないとされる水源を守る神様として厚く信仰を集めている神社です。
のどかな雰囲気に包まれるこの神社の境内は癒しのパワーで満ち溢れています。
では、今回はそんな廣瀬大社に一礼。
神社概要
神社があるのは強い気の集まりやすい川の合流地点
この神社は奈良県北葛城郡と言う場所にあります。奈良市~橿原市まで縦に長い平野が続く奈良県北部の丁度中心に位置し、東西に奈良の水源『大和川』が流れるその支流が合流する地点にこの神社はあります。
風水では、川の合流地点と言うのは強い気が集まりやすい場所とされていて、この神社境内は北・東・西を川に囲まれた、正に強い気が満ちるパワースポットと言える場所です。
2000年以上の歴史を持つ由緒正しい神社
この神社の創建はとても古く、なんと2000年以上昔に遡ります。
紀元前89年、廣瀬・河合の里長にご神託があって、沼地だったこの辺りが一夜にして陸地へと変化、橘(みかん)が生え始めたという話を聞き及んだ第10代崇神天皇がこの地に社殿を建てるように命じたのが始まりとされています。
天武天皇の時代に今もご祭神の1柱でもある大物忌神をお祀りするようになり、日本の五穀豊穣を祈る大忌祭という祭事が行われるようになる起源ともされている神社です。
ご祭神
- 主祭神は衣食住を司る若宇加能売命(わかうかのめのみこと)
伊勢神宮外宮にもお祀りされている豊受大御神の分身、または倉稲魂神と同一神ともされる神様です。汚水を瞬時にして綺麗な水に変えてしまうという昔の人にとっては何より有難かっただろう水を司る神様で、防水の神様であると共に五穀豊穣の神様でもあります。
- 櫛玉命(くしたまのみこと)
饒速日命と同一神らしいです。らしいというのは社殿以外で櫛玉命=饒速日命という記述がなかったため。
- 穂雷命 (ほのいかづちのみこと)
社殿では穂雷命=火雷命との事です。ご存知雷様です。雷とは昔の人も神様の怒りとして畏怖すべき自称だったようですが、同時に多くの雨を授けてくれる事から、雷避け・雨乞い・農業守護と、やっぱりこの神様も農業の神様として信仰されているようです。
アクセス・駐車場など
住 所:〒636-0051 奈良県北葛城郡河合町大字川合99
駐車場:鳥居横にあり
境内散策
神社は一の鳥居を越えてから続く長いアプローチから始まります。三方を川に囲まれ、両側を木々に覆われた境内は、清涼感に満ち満ちています。
ご本殿・拝殿
長い参道を歩いていった最奥にあるのがご拝殿とご本殿です。
戦利兵器奉納の碑
境内には明治時代に奉納されたと思しき迫撃砲が展示されています。
ご朱印
御朱印は社務所で頂けます。
まとめ
今回はこれで以上です。
この神社の境内は涼やかな空気と共に妙に落ち着く不思議な感覚を覚える恐らく『良い気』というのが満ちた神社だと考えます。
川と木々のパワーを存分に感じ取って下さい。