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中も外も江戸時代?洞ヶ峠茶屋(ほらがとうげちゃや)


京都は八幡市、もうほぼ大阪府枚方市という府境。ふた昔ほど前までは『でる』事で割と名を馳せた一帯。というのも峠の名の通り、片側二車線の一号線は緩やかにカーブを描きながらこの『洞ヶ峠』を頂点とした登りになっていて、ついアクセルを踏み込んでしまうので事故が多かった(のだろう)、昔は建物もなく薄暗い道だった為心霊スポット扱いされていた(らしい)。
昔はともかく今は両サイドにこれでもかと飲食が立ち並び、暗い雑木林はがっつりと切り拓かれシュッとした道路(府道284号線)も通り、薄暗さは微塵も残さず綺麗さっぱり取り除かれているが、まあまあそんな一帯。

またこの峠は戦国時代、織田信長を破った明智光秀と、その追討部隊を指揮した山崎の合戦で、光秀に加勢を要請された筒井順慶が日和見していた(どっちが勝つか見極めてから出陣しようとしていた)話でも知られているとの事。
(↓文中の通り実際には日和見ではなく光秀に加勢できないので自領に引き籠っていたというのが正しいらしい。)

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今回はそんないろんな話が入り混じる洞ヶ峠のど真ん中(?)にあるお茶屋『洞ヶ峠茶屋』にご訪問。

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外観もさることながら、内観もちょっとした映画のセットの様な佇まい。

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日替わり定食700円。お蕎麦はいわゆる田舎蕎麦というのか、手打ちらしい荒々しい食感と薄味の出汁が懐かしい、何よりお手頃。

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正直満腹に近かったものの、食べている間にもわざわざ買いに来るお客がいるほどの名物らしい『ぼたもち』に惹かれつい注文(一個210円)

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縮尺がわかるような比較するものを持っていればよかったのだが、そんな気の利いた物は当然持ち合わせず、大きさとしては大人の拳一個分程度。さしずめあんこの特大おむすびといったところだろうか、まだ熱を持ったもち米がその大部分を占める訳で、満腹を通り越してしまう事は想像に難くないと思う。

国道一号線京都向き沿道にあるので、京都側からのアクセスは大回りする必要があるものの、和菓子好きなら一度食してみる価値あり。

  • 営業時間:9時30分~19時00分
  •  定休日:特になし
  •  駐車場:あり
  • 住  所:〒614-8055 京都府八幡市高野道1

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