神社に一礼

近畿圏内で神社・ラーメンを中心に『明日どこ行こ?』に答えられるブログを目指しています。

豪華絢爛な二条城。見どころやその歴史などをご解説

今回は京都市内にあるお城『二条城』のご紹介です。
京都民にとって近いけど遠い、それが二条城。今更近所の観光スポット行かないというのもあるかもしれませんが、もう一つ大きな理由が。外国人観光客多すぎ。

溜めた割に普通の理由やったな☆

そんな二条城ですが、コロナ自粛の段階的な解除の影響から現在京都府民限定公開中
多分この機を逃しては一生縁が無いだろうと考え、二条城散策に行ってみました。

f:id:aoi0730kanon0930:20200611000549j:plain

二条城概要

建てたのは徳川家康

このお城は徳川家康によって、京都守護の要塞として、また自身たちが京都に来た時の宿所として建てられました。場所は今で言うところの堀川御池の北西角に広がります。
現在天守は残っておらず、東西500m、南北400mの広大な敷地を誇るどっちかと言うと庭園のような扱いを受けているものの、当時は五層構造の天守を持つ堅牢な城でした。高層建築物もないので、京都中どこからでも目にする正に京都のシンボルのような存在だったことが伺えます。

f:id:aoi0730kanon0930:20200610213345j:plain

ウィキペディアより

二条城での有名な事件・イベントなど

豪華絢爛な造りになっている二条城ですが、歴史上も重要なイベントがありました。
キーワードは徳川幕府の始まりと終わり。

終わり:大政奉還

教科書でもちらっと触れているかと思いますが、二条城が舞台となった最も大きな出来事は何と言ってもこの大政奉還でしょう。

f:id:aoi0730kanon0930:20200610213728j:plain

二条城HPより

今も現存する二の丸御殿は四間続きになっていて、その中で一番格式の高いとされる大広間(一の間、二の間)というのがあって、将軍が大名や公家衆と会う時に使われる部屋だったそうなんですが、大政奉還はそこで行われました。
上の写真の通り大広間には居並ぶ家臣たちが見守る中、自身が将軍でなくなることを宣言し、260年続いた徳川幕府の歴史が終わった瞬間が正にここで行われたという、歴史ロマン溢れる場所です。

始まり:二条城会見

大政奉還よりずっとマイナーかもしれませんが、実は歴史上かなり重要なイベントだったとされる出来事、これも二条城で行われています。
時は1611年3月、関ヶ原の戦いに勝利した徳川家康はすっかり実質的な天下人になった気でいました。
後陽成天皇の譲位が3月27日に、それに伴う後水尾天皇の即位が4月12日に執り行われる事になったので、京都に出向いた徳川家康は、豊臣秀頼に二条城での会見を持ちかけます。

会見と言うと堅苦しいですが、遅まきながらの新年の挨拶行事とも受け取れます☆

平たく言えば遠くから来たからあって喋ろうやという訳ですね。
形上は家康は秀吉の五大老、つまり臣下だったので本来は家康が大坂城に出向くのが筋(実際、公家や天皇は年に1度大阪城に謹賀新年の挨拶に出向いてたそうです。)なんですが、それでは自分が天下を手中に収めたように世間に知らしめることができません。そこでさも自分の家臣であるかのように呼びつけた格好を取りたかったとされています。

f:id:aoi0730kanon0930:20200610220531j:plain

大河ドラマ真田丸』より

そしていざ会見、家康69歳、秀頼17歳でした。稀代の策略家にして最早敵なしの69歳は遙々と会見に望んだものの、その若くして堂々とした立ち居振る舞いに驚きます。成人すれば関白に就く事が確定している秀頼は家康にとって危うい存在に映ります。その場では会見は滞りなく終了、京都の市民たちは天下泰平を祝ったとされますが、この会見で家康は豊臣滅亡を決めたと言われています。つまり豊臣の終わり=徳川の始まりがこの会見から始まったといっても過言ではありません。

営業時間・アクセス・駐車場など

営業時間:8時45分~16時00分

6月19日までは入城が京都府民に限定されています。

最寄り駅:京都市営地下鉄東西線二条城前駅

駐車場 :付設駐車場あり。ただしかなり高い。

f:id:aoi0730kanon0930:20200610221426j:plain

住  所:〒604-8301 京都府京都市中京区二条城町541

城内散策

さて二条城敷地の散策ですが約400m✕500mの敷地内に現在、天守いわゆるお城と呼ばれるものはなく、どちらかといえば豪華で広いお庭というのが感覚として近いかもしれません。

東大手

城の入口東大手門。まずはここから入城するわけですが、とにかくスケールがでかい。

f:id:aoi0730kanon0930:20200610224349j:plain

唐門

門をくぐり道なりに進むと二の丸御殿への入り口にあたる唐門が登場。

f:id:aoi0730kanon0930:20200610224549j:plain

大手門はとにかく大きいという印象でしたが、この唐門はとにかくきらびやか。近づいてみるとその装飾は豪華なだけでなく繊細なことも窺えます。

f:id:aoi0730kanon0930:20200610224730j:plain
f:id:aoi0730kanon0930:20200610224733j:plain

とても屋外の構築物とは思えない造りです。

二の丸御殿

今の二条城を拝観する中でメインとなるだろう二の丸御殿。

f:id:aoi0730kanon0930:20200610224943j:plain
f:id:aoi0730kanon0930:20200610224946j:plain

御殿内は撮影不可なので写真はありませんが、中の装飾やふすま等見応えは十分。
※以下内部の写真は全て二条城HPより
中は大きく4つの間に分かれていて、

f:id:aoi0730kanon0930:20200610225238j:plain
遠侍の間

二の丸御殿入ってすぐの部屋です。来城者はまずこの部屋に通されます。言うなれば待合室。ふすまにはこの大きな虎の絵が描かれていることから通称虎の間とも呼ばれています。大迫力で描かれた虎は、待っている間に相手へ畏怖を抱かせる意図があったのかもしれません。

f:id:aoi0730kanon0930:20200610230535j:plain

勅使の間

遠侍の間の裏側にあたる間で、文字通り勅使(天皇ほか皇族の使い)を出迎える為にこしらえられた部屋です。きらびやかな金で覆われた室内には檜や楓などが描かれていて、虎の間と随分雰囲気が違います。

大広間

将軍への公式な謁見の間で、大政奉還の舞台となったのもここ。

f:id:aoi0730kanon0930:20200610231734j:plain

豪華なふすまや天井に目を奪われますが、この部屋は本来、公家や大名と会見する場所。

  • 手前から奥に向けて天井が低い造りになっている
  • 将軍の座る位置が一段高く造られている
  • 手前から奥へ向けて少しだけ狭くなり、中央に自然と視線が集まるようになっている

言われなければ気づかない程度の細かな工夫ですが、これらは自然と将軍の権威が伝わるように造られた用意周到な部屋でもあります。

黒書院の間・白書院の間

どちらかと言うと身内と会うために造られた黒書院の間、将軍の寝所などプライベートな空間とされる白書院の間。

f:id:aoi0730kanon0930:20200610232518j:plain

鶯張りの廊下

名前は結構有名かもしれません。廊下を歩くと床がきしんでキュッキュと音がなる仕組みがなされています。当然わざとそうなるように造られていて、電気のなかった真っ暗な夜中でも誰かが歩けば音がなる防犯対策の床として機能していました。

二の丸庭園

二の丸御殿を抜けて、北側に広がるのが二の丸庭園。

f:id:aoi0730kanon0930:20200610234330j:plain
f:id:aoi0730kanon0930:20200610234334j:plain

立派なお庭であると同時に御殿を外側から見ることができる場所でもあります。

f:id:aoi0730kanon0930:20200610234347j:plain
f:id:aoi0730kanon0930:20200610234352j:plain

本丸御殿

現在改修中で中を見ることはできませんが、立派な堀と石垣は今も健在。

f:id:aoi0730kanon0930:20200610234734j:plain
f:id:aoi0730kanon0930:20200610234737j:plain

天守跡に登ることが可能で、城内を一望することができます。

f:id:aoi0730kanon0930:20200610234501j:plain
f:id:aoi0730kanon0930:20200610234457j:plain

まとめ

今回はこれで以上です。
二条『城』と言っても、ここには高くそびえるお城と呼べるものは現在ありませんが、補って余りある二の丸御殿は見応え十分です。
現在は京都府民限定公開なので、見学者は限られているものの6月19日以降はその制限も解除される予定。普段なら(多分)外国人観光客の乗り付けた観光バスが常時10数台停車し、何百人という数の人を迎え入れている二条城ですが、コロナウイルスによる自粛の影響でゆったりと見て回ることが可能。恐らく今見ておかないと今後絶対こんなゆとりを持って拝観することはできなくなってしまうことでしょう。行くなら今です。