神社に一礼

近畿圏内で神社・ラーメンを中心に『明日どこ行こ?』に答えられるブログを目指しています。

おかげ横丁とおはらい町通り

今回は伊勢神宮ご参拝の際は必ず通るおはらい町通りのご紹介です。
伊勢神宮内宮に続く約800mの参道『おはらい町通り』は内宮ご参拝者が必ず通る、と言うかここを通る事自体が楽しみでもある一種のテーマパークのような場所になっています。今回はそんなおはらい町通りをレポート。

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おはらい町通りとおかげ横丁

『一生一度はお伊勢さん』と言う言葉があるくらいなので、昔からお伊勢さん参拝は日本人にとって憧れでした。江戸時代には既にその参拝者の数は年間200万人とも400万人とも言われていたんだとか。

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今ではすっかりお土産屋さんや飲食店で埋め尽くされていますが、元々の興りは御師という伊勢神宮の道案内をする人たちがこの通り沿いに館を構えてお祓いや神楽で参拝客をおもてなしする通りとして発展したのが始まりとされています。
しかし時代は昭和になると並行して走る国道23号線が出来、大型バスも通行可能なこの道路はおはらい町通りを通り越し、内宮へ大量の参拝客を運び、そしてそのまま参拝してのっけて帰ってしまうというルートを確立してしまい、結果伊勢神宮の参拝客は増えているのにおはらい町通りを通行する人は激減してしまうという謎現象が起きてしまうのです。

一時期は年間参拝客500万人に対し、おはらい町を利用する人はわずか20万人というとても寂しい時期もあったんだそうです☆

そんな惨状を憂慮したのがお伊勢さんで、尋常でない数のお餅を売る和菓子メーカ『赤福』。
有志を募り、内宮門前町再開発委員会を結成し、通りの復興プロジェクトを手掛けます、そのコンセプトは伊勢の伝統的な町並みの再生
そんな動きに伊勢市も賛同し、伝統洋式建築を奨励する条例を制定し、結果、今のような今すぐにでも時代劇撮影が出来そうな位に江戸時代を彷彿させる街並みの再現がなされたという訳です。

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更に赤福の社長『濱田益嗣』氏は平成5年の伊勢神宮式年遷宮に合わせて、おはらい町通りの目玉となるおかげ横丁をオープン。完全に当時の活気あるおはらい町通りの再現を実現したと言われています。

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当時としてはまだ珍しかった電柱の地中埋設など、普通に歩いていると中々気づきにくいんですが、徹底したこだわりが随所に見られる正に一大プロジェクトだったようです☆

通りには色んなお店がいっぱい

春夏秋冬、どの季節に行ってもこの通りはお祭りのような雰囲気に包まれているので、正味通りを歩くだけでも十分楽しめる場所です。飲食もつい財布のひもを解いてしまいがちな、食べ歩きグルメがわんさか用意されているので、食べ過ぎと使い過ぎに十分注意しておかないと際限なくおかねが減っていきますので、注意です。
今回はその中の一部のお店をご紹介していきます。

グルメ編

赤福本店

伊勢と言うか、三重と言うか、関西を代表するお土産『赤福』の本店。なんやかんやいって赤福を買って帰らないとか、大阪行ってたこ焼き食べないで帰ってきてしまった時くらいのやっちまった感を感じます。

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今さら言うまでもない、見てもらうまでもないこの有名すぎるフォルムですが、いつ見てもおいしそうすぎてちょっと泣けてしまいます。

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揚げ天

三重はなんだかんだ言って海の幸の宝庫、なのでお魚関係のお店がどこに行っても充実しています。そしてそれは加工品であっても一緒。

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ほんのり温かめに保温された揚げ天は食べ歩きの為に用意されたお店と言っても過言ではありません。

牛 串

とはいえ、三重には最強クラスの肉牛ブランドも保有しています。そう松阪牛です。

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そんな牛肉を贅沢にも串焼きにしてこれまた食べ歩き。ほんま、ここを歩いているとお店入るのが逆に勿体ないとすら感じてしまう不思議。

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※写真は飛騨牛のものです☆

飛騨牛も立派なブランド牛やしええんです。

伊勢エビの丸焼き(半身)

伊勢エビも当然ながら伊勢の名物の一つ。ただ、高級食材の代名詞なだけあってお値段もかなり。具体的にはお店入って食べるなら刺身で一匹5、6,000円程度は覚悟する必要がありますが、半身1,000円程度で食べられるお店なんて言うのもあります。

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しかもその場で網焼き、こんなセレブバーベキュー、僕が出来るとすればそれはタヒぬ前日の晩くらいのものでしょう。

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味は塩・マヨ・マヨ七味の三種から選択が可能。うまいこと剥がせるか心配になりますが、プリンっと身は意外にも簡単にはがす事が出来ます。

超高級エビマヨ

心に浮かんだのはそんな名前でした。殻もできれば持って帰りたい。

今さら誰も何も言わんから持って帰ったらよかったのに☆

活貝浜焼き

ぶっちゃけ伊勢から浜はだいぶ遠いんですが、そこはこの際気にしないでおきましょう。今時新鮮なまま海産物を運ぶ手段はいくらでもあります。

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メニューには牡蠣を初め、色んな貝の丸焼きメニューが並びます。本当に日本酒が合いそうなものばかりならんでいます。

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今回は、牡蠣を生・焼きで、あとちょっとホタテ貝に似た『ひおうぎ貝』。

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旨い、そして血の涙出そうな程日本酒が欲しくなるお供ばかりです。

お土産

どうしてもグルメ系が多く、そして目立つんですが他にも色んなお品があります。

真珠

伊勢と言うかこちらは鳥羽で有名なのが真珠。鳥羽水族館と並んで修学旅行定番スポットとなっている鳥羽真珠館・真珠島は世界で初めて真珠の養殖に成功した事でも有名で、以来真珠は三重を代表する特産品としての地位を確立しています。

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少しずつ色味の違う真珠が大小様々販売されています。比較的リーズナブルなお品が多く、安価な物なら2000円前後で買う事が出来るので、奥様に内緒でお伊勢参りを敢行している男性諸兄なら安い割に喜んでもらえるプレゼントの有用性がお分かりいただけるかと思います。

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おぼろ昆布

どっちかというとグルメの方が近しいんですが、どうしてもグルメばっかりになってしまうので、敢えてお土産に入れてみました。このお店は伝統的な手作りのおぼろ昆布を実演販売するお店です。

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おぼろ昆布ととろろ昆布、その違いは削り方。とろろ昆布が何枚も重ねた昆布の側面を削る、対しておぼろ昆布は一枚の昆布の表面を薄く削る。

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その為、白っぽい見た目は似ているものの、絡まった糸のようなとろろ昆布と違い、薄く一枚の布の様な見た目がおぼろ昆布最大の特徴です。
おぼろ昆布の表面に刃物を当てて表面を擦るようにすると、薄いおぼろ昆布が浮き出る様に出てくる様は不思議な光景。

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とろろ昆布は細い糸のような形質をしているのでお吸い物向き、おぼろ昆布は昆布の繊維がしっかりと残っているので、海苔の代わりにおにぎりに巻いたりすると美味しいんだそうです☆

万金丹・万金飴

創業600年の歴史を持つ超伝統のある薬『万金丹』。

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何となく聞き覚えのある方も多いかもしれません。この物語の中で登場するものと同一かどうかは不明。

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和漢植物6種〔阿仙薬、桂皮、丁子、木香、千振、甘草〕を配合した、小粒の丸剤で、整腸作用、食べ過ぎ(過食)又は飲み過ぎ(過飲)による胃部不快感及びはきけ(むかつき、胃のむかつき、二日酔い・悪酔いのむかつき、嘔気、悪心)に効く、お伊勢さん参りの常備薬としてはさぞ重宝された事と思います。

万金飴。阿仙薬、甘草、桂皮の三種の薬草を黒糖で包んだ飴で、万金丹の簡易版と言ったところでしょうか。

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まとめ

今回はこれで以上です。
お伊勢さん通りってバス観光とかだと、直で乗り付ける事になるのでおかげ横丁もおはらい町通りも通る事自体ありません。ですが、それは余りに勿体ないお話。
おはらい町通りは往路で通ってしまうと楽しさの余り2,3時間は普通に持っていかれてしまうポテンシャルを秘めているので、お薦めは行きはこの五十鈴川沿いをゆったりと散歩。

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しっかりと皇大神宮伊勢神宮内宮)にお参りする時間を確保。その後、復路で余った時間とお金を全部両通りにぶち込む。これです。

言う事が一々極端やねん☆

観光地としての知名度からどのお店もほぼほぼ強気の値段設定なのが唯一の欠点だったりする訳ですが、時代劇の市街地のような街で雰囲気を楽しみたい、そんなニーズを余すとこなく満たしてくれる通りと言えます。