今回は滋賀県にある近江神宮のご紹介です。
近江神宮と聞いてもピンとこない人は多いかもしれません、ですが一部の方には名前を聞いただけで何の神社なのか、ピンと来る人も多い
どっちやねん☆
今回はそんなマイナーかもしれないけど、一部の方にはめっちゃメジャーな『近江神宮』に一礼。
神社概要
この神社があるのは滋賀県大津市
この神社があるのは滋賀県大津市。滋賀県西側の玄関口としても、京阪神にJR一本でアクセス可能で便利なベッドタウンとしても人気の街です。
一般に釣りに行くと言えば海かせいぜい川ですが、滋賀県民が釣りに行くと言えばもっぱら湖でバス釣りになります。
人によるやろ。。
神社があるのは琵琶湖を挟んで西と南に広がる大津市の西側、すぐ後ろには延暦寺で知られる比叡山系が広がる山裾にあります。この神社の神秘的な雰囲気はそんな霊峰から流れてくるものだったりしなかったり。
アクセスなど
- ご創建：１９４０年
- ご祭神：天智天皇（中大兄皇子）
- ご新徳：開運、導き
- 住 所：〒520-0015 滋賀県大津市神宮町１−１
- 駐車場：あり
知名度の高い神社なので大昔からあったように思えるところですが、創建は約８０年前の１９４０年。皇紀２６００年を記念して創建された神社です。
ご祭神は天智天皇。と言ってもピンとこないかもしれないと思い、敢えて即位前の名前も併記しました。そう、あの大化の改新の中心人物です。
天智天皇は都を飛鳥からこの地大津に遷都、産業発展、租税教育戸籍などの制度設計など数々の功績を残した事から、産業、文化、学芸の守護神として厚く信仰されています。また、天智天皇は日本で一番古い時計を作った事でも知られていて、時の守護神なんて呼ばれ方もします。
境内散策
では早速境内を散策。ご参拝日は残念なことに結構な雨の降りしきる中でした。遠方から来られた方にとっては残念な話かもしれませんが、ここは比叡山系の入り口に当たるいわば森の神殿。雨露に濡れた境内というのもいつもとは違った神秘的な雰囲気を醸し出してくれます。
競技かるたの聖地
昨今この神社を有名たらしめたのはなんといってもこの作品の影響でしょう。
実写版では広瀬すず主演の三部作で大ヒットを記録した事は記憶にも新しく、何より殆ど競技かるたの事を知らない人が見ても面白くて、かつ見終わった後はちょっとかるたやってみたくなる（そして結局暗記で挫折する）そんな作品です。
近江神宮は実際もそうなんですが、この競技かるた大会の最高峰とされる名人位戦、クイーン戦の開催場で、当然境内は作品の聖地巡礼地にもなっています。
なぜここが競技かるたの聖地なのか、それは百人一首の最初の歌を詠んだのがこの神社のご祭神『天智天皇』だからなんだそうです。
詠めませんよね
あんたもやろ？
秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ
と読みます。解説はちょうどお菓子屋さんのHPで詳しく解説してくれていたので、そちらを掲載しておきます。
【今回の歌】 天智天皇（1番） 『後撰集』秋中・302 秋の田の 仮庵（かりほ）の庵（いほ）の 苫（とま）をあらみ わが…
この歌が百人一首に収録された歌の中では一番古く、近江神宮で名人位戦・クイーン戦が行われるようになり、かるたの聖地、かるたの甲子園なんて呼ばれ方をするようになったんだとか。境内には百人一首が順番に飾られているので、お気に入りの句を探して回るのも面白いかもしれません。
ご拝殿
正面の階段を上った先にあるご拝殿。
ご本殿を前に右を向くとこれまた立派な廊下があって、こういった静寂に包まれた神社の雰囲気が好きという方も多いかもしれません。
雨の日にこそ参りたいまっすぐな参道
雨の日のご参拝にはそれはそれで見どころがあって、それがこの参道。
天気の良い日はちょっとした屋台なんかも出て賑やかな雰囲気になるんですが、雨は人も少なくて霧雨に霞む景色が境内をより一層幻想的な雰囲気を演出しています。
紅葉が綺麗
山裾の神社なので、紅葉の名所としても人気な神社。
ちょっと時期がずれてしまったんですが、赤に黄色にと秋ならではの彩りで目を楽しませてくれます。
まとめ
今回はこれで以上です。
ちはやふるの聖地としても、紅葉の名所としてもご参拝された方はまた新しい発見をすることが出来るだろう、それがこの神社です。
かるたが気になる方は一日体験教室なんてのもあるようなので、気になる方は事前にお問い合わせしてみるとよいかもしれません。
