神社に一礼

近畿圏内で神社・ラーメンを中心に『明日どこ行こ?』に答えられるブログを目指しています。

交通安全だけじゃない。みちひらきの神様『猿田彦神社』

今回は三重県にある猿田彦神社のご紹介です。
全国に数多ある猿田彦神社の総本社とされるうちの一つです。
『みちひらき』の神様として名高く、交通安全だけでなく人を正しい方へと導いてくれる神様として昔から多くの人に親しまれ崇敬される神様。
では、今回はそんな猿田彦神社に一礼。

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神社概要

どこにあるの?

この神社があるのは三重県伊勢市伊勢神宮内宮の極々ご近所さん。

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交通安全の神様としての崇敬が高く昔から大人気だったお伊勢さん参りに来る、または帰る人たちから旅の安全を祈念されていたんだろう事が窺えます。

創建の歴史、伊勢神宮との関係

この神社の創建自体は明治時代に入ってから。意外と真新しいように感じるかもしれませんが、元々お祀りされるようになったのはおよそ二千年前に遡ることになります。
ご祭神は邇邇芸命(ににぎのみこと)を道案内したとされる猿田彦大神なんですが、その子孫にあたる大田命は伊勢神宮の造営地を探して巡幸する倭姫命に、猿田彦大神が聖地として開拓した五十鈴川川上(今の内宮のある場所)をお勧めします。
倭姫命がその言に従い、無事伊勢神宮内宮が造営されて以来、大田命の子孫は代々『玉串大内人』という式年遷宮の際に、心御柱と御船代を造る重要な役割を果たすようになるわけですが、その一族が代々お屋敷内で自分たちのご先祖様である猿田彦大神をお祀りしていました。

ご先祖様を子孫がお祀りしていたというだけなんですが、そこはみちひらきの猿田彦大神。昔からその門前にはそのご利益に与ろうと参拝したいという人や、お供えをしていく人が絶えなかったんだそうです☆

と言う訳で明治時代までははっきりとした社殿はなかったそうなんですが、明治時代に入ってから神官の世襲が廃止になり、屋敷神を改めて神社としてお祀りするようになったのがこの猿田彦神社と言う訳です。

と言う訳で、歴史は伊勢神宮に近い位古いものの神社の創建自体は割と最近という世にも珍しい神社が誕生しました☆

ご祭神とご利益

この神社のご祭神は猿田彦大神。相殿にその子孫の大田命がお祀りされています。
ご利益はずばり交通安全。猿田彦大神邇邇芸命高天原から葦原中国へ向かう道案内をした神様だからと言う事を受けてのお話ですが、その道案内の御力は色んな道に通ずると言われていて、交通安全に限らず仕事や芸能など人生の道を歩む上でも正しい方向へ導いてくれるという、解釈によっては何でもありなご利益を持っている神様です。

境内散策

境内は東と南側に面していて、南側が正面鳥居、東が車祓い用の入口になっています。

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ご本殿・拝殿

南側鳥居から正面奥に見えるのが拝殿・ご本殿です。

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因みに猿田彦神社は全国に数多あってその総本社はこの猿田彦神社とする説と、同じく三重県にある椿大神社とする説とがあります。

www.aoimon.netg

どちらかと言うと椿大神社が正しいとする説の方が有力のようですが、いずれにせよどちらも猿田彦大神のご利益に与ろうとする、多くの参拝者を迎えてきた長い歴史ある二社と言えます。

佐瑠女神社

この神社でもう一つの重要な神社にあたるのがこの佐瑠女神社(さるめじんじゃ)日本書紀では猿田彦大神と夫婦神になったとされる天宇受売神(あめのうずめ)をお祀りするお社です。

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アメノウズメは天照大御神が天岩戸に籠られた際、岩戸の前で舞を披露し岩戸を開くきっかけとなった神様で、芸能や神楽、鎮魂のご利益があるとされています。
なお、『さるめ』とは『猿女』、つまり猿田彦大神の奥さんである事からもついた名前です。

方位石

ご本殿手前にあるのがこの八角形の石『方位石』です。

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この神社境内で一番力が集まる場所とされていて、十干十二支と言う昔の方位を示す文字が書かれていて、この石に触る事で猿田彦神の御神徳を授かれる有難い石だそう。

たから石

舟形の石を宝船に模してお祀りした『たから石』。

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舟形の石の上に神の使いで、富の象徴たる蛇が居るように見えるこの石は特に縁起の良いものとして昔から珍重されてきました。

ご神田

丁度ご本殿の裏に拡がるご神田。

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五月五日には豊作を願う御田祭が行われます。

ご朱印

御朱印は境内西側にある社務所にていただけます。
この神社は、というか伊勢神宮界隈のご朱印は総じてシンプルなものが多いです。

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今回は御朱印帳も購入。鮮やかなピンク色の綺麗なご朱印帳です。

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アクセス

三重県伊勢市『宇治蒲田西』交差点。境内東側に参拝者用駐車場があります。

まとめ

今回はこれで以上です。
近所にお伊勢さんがあってその前には一大お土産ストリート『おはらい町通りとおかげ横丁』があります。

 

ついついお参りをスルーされがちな猿田彦神社ですが、伊勢神宮造営とその祭儀に深いかかわりを持つこの猿田彦神社、忘れずにお参りしましょう。
実際の道だけでなく人生に迷っている方や学業や芸能など色んな『道』に迷っている方にお勧めの神社です。