神社に一礼

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神社境内は三菱発祥の地『土佐稲荷神社』

今回は大阪にある『土佐稲荷神社』のご紹介です。
その名の通り土佐(高知)と縁が深い神社なんですが、同時に土佐出身で日本でも随一の豪商まで上り詰めた岩崎弥太郎とその三菱グループの守護神としても名高く、知る人ぞ知る商売の神様としても霊験あらたかな神社です。
では、今回はそんな土佐稲荷神社に一礼。

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神社概要

神社があるのは大阪市西区

この神社があるのは大阪市西区西長堀駅というビルに囲まれるようにこの神社はひっそりと建っています。北に通る長堀通はかつて運河として機能し、東から西へ、木津川へと流れていました。現在は埋め立てられて見ることは出来ませんが、今でもこの辺りの長堀通を南北にまたぐ道が『〇〇橋』と名付けられている事からかつての姿を偲ぶ事ができます。

神社の興りは安土桃山時代

この神社の創建は豊臣秀吉の時代に遡ります。大阪城築城の際、運搬されていた石の一つにただならぬものを感じた当時の人はこれをお祀りするお社を建てたのがそもそもの興りなんだそうです。

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その後この地に蔵屋敷を構えた土佐藩の鎮守社として扱われるようになり、1770年代には伏見稲荷大社から勧請を受け、昔から航行安全の神様として信仰が厚かったこの神社を一般の方もお参りできるようにし、改めて土佐稲荷神社が成立したという訳です。

岩崎弥太郎の創業地

現在もその名が残る、というか多分日本人でその名前を知らない人はいないだろう三菱グループ。その創始者の『岩崎弥太郎』は明治に入りその頭角を現していきます。

大河ドラマ龍馬伝』でも生き生きと描かれていましたね☆

明治に入り抵当に入れられていた土佐藩蔵屋敷を買い取った岩崎弥太郎はこの地で事業を営んだことから『三菱グループ』の創業の地とされている場所でもあります。

ちなみにこの地で事業を始めた当初は『九十九商会』という名前だったそうです☆

そんなご縁から現在もこの神社は三菱グループの守護神とされている、正に商売の神様と言える神社なのです。

御祭神はもちろんお狐様

この神社は『稲荷神社』なので、当然というか御祭神は

  • 宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)

並びに三柱

をお祀りしています。素戔嗚と大市姫の子供が宇迦之御魂神と大歳神にあたるので、親子二代の神様をお祀りしていると考えれば、つながりが見えてきます。

ご利益

宇迦之御魂神は五穀豊穣とよく言われますが、望む事を叶えてくれる神様。ご利益を考えれば万能の神様ということになります。商売繁盛、五穀豊穣、商工発展、昔から色恋を除けば人の願いはここらへんに集約されるものです。
とりわけこの神社は三菱グループの守り神ということもあり、商工発展や商売繁盛のご利益が色濃く、今でも会社の発展を願う人の中でも知っている人は知っている経営の神様の穴場とも言える場所です。

ちなみに宇迦之御魂神は見目麗しい女神様、よくお祀りされているお狐様はその眷属です☆

アクセスなど

住 所:〒550-0014 大阪府大阪市西区北堀江4丁目9−7

駐車場:特になし。

この神社のアクセスで一番困るのは恐らく駐車場です。学校やマンションに囲まれたこの界隈に駐車場はないかあっても取り合いになるので期待は出来ません。確実に駐車したい場合は、大阪メトロの他の駅近くに止めることも視野に入れておくのが無難です。

境内散策

この神社は大阪の中心地にあるだけあって周りは高層マンションなどばかりですが、神社境内とその周りはきれいな公園として整備されていて、正に都会のオアシスといったところ。のどかな公園の中心に神社入り口があります。一際立派な鳥居が築かれていて、一歩足を踏み入れれば少し空気の違う雰囲気を感じることでしょう。

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御本殿・拝殿

立派な鳥居を越えて最奥にあるのがこの神社のご拝殿・御本殿です。大阪大空襲によって一度は焼失してしまったそうですが、朱塗りの社殿が綺麗で天気に恵まれればより一層艶やかさが映えます。

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本殿前の狛犬一対は岩崎弥太郎の弟弥之助寄進のものなんだとか。

境内は神社でもあり庭園でもあり

ここは神社であると同時に、岩崎弥太郎邸跡でもあるので境内は綺麗に整備されたお庭のようです。池がありお社があったり目に眩しい芝生が広がっていたりと、境内を歩いているだけで心地よい場所でもあります。

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若宮社

境内には多く摂社を構える神社ですが、その一つがこの若宮社です。お稲荷さんの特徴とも言える朱の鳥居が整然と並ぶ稲荷神社らしい場所とも言えます。

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御朱印は残念ながら未受領

コロナ自粛期間は避けてご参拝したんですが、大事をとって御朱印授与はおやすみなんだとか。残念ですが、時節柄仕方ないこととはいえ少し残念。

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まとめ

今回はこれで以上です。
土佐稲荷神社は今でこそ静かに佇む普通の神社のようですが、昔は大阪発展の中心にあった場所にありました。そんな地で創業した三菱を見ればこの神社のご神徳の高さは疑う余地もないところでしょう。
そんな三菱に思いを馳せながら商売繁盛を祈願するのがこの神社の醍醐味です。