神社に一礼

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10年の歴史が詰まった骨仏で有名な『一心寺』

今回は大阪にあるお寺『一心寺』さんのご紹介です。
『お骨佛』というのをご存知でしょうか、文字通り骨で造られた仏様(阿弥陀如来様)。このお寺ではそんななんと表現してよいかわからない全国でも珍しいお骨佛様をお祀りしていることで有名なお寺です。では今回はそんな一心寺さんに一礼。

お寺概要

このお寺があるのは天王寺駅の周辺

このお寺があるのは大阪市内の南の方、天王寺駅周辺です。あべのハルカスを初め、大型商業施設が多く立ち並ぶ都会のイメージが強いんですが、一方で四天王寺真田丸でも登場した茶臼山天王寺公園)、堀越神社など有名な歴史的建造物が多い一帯でもあります。

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創建の歴史

ここはそもそもお寺ではなく草庵(藁葺きの掘っ立て小屋みたいなのを想像するとわかりやすいです。)だったそうです。
1185年四天王寺別当(お寺勤務の偉いお役人さん)だった慈円の要請により法然上人が四天王寺の西門の坂のほとりに四間四面の草庵を結び、『源空庵』と称して移り住んだのが始まりとされています。
その後1596年、三河出身の『存牟』という僧侶が法然上人の旧跡であるこの地で一千日の念仏修法を行い、『寿命山観称院一心寺』として再興しました。

『一心寺』という名前は存牟の一心に寺の再興に掛ける思いからついた名前とされています☆

境内散策

山門は独特なデザイン

ご参拝者をまずお迎えしてくれるのはこの山門。独特な形状の屋根と両脇に存在感たっぷりの仁王像がとても特徴的な山門。

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ここにはパワースポットの一つでもある『縁結地蔵尊』が。

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御本堂

立派な山門の奥に見えるのがご本堂。

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中もご拝観が可能、御本尊は阿弥陀如来様です。

お骨仏はちょっと怖くもあり

さて、このお寺一番の見所はやっぱりこの骨仏様でしょう。
そもそもの始まりはお寺のキャパオーバーによるものだったんだとか。

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というのも、1850年代このお寺は再興から300年たったこのお寺はすっかり廃れてしまっていました。それを再び活気づかせたのが真阿上人という方。この復興の一助として上人が考えたのが施餓鬼供養が挙げられます。

施餓鬼供養というのは庶民向けに広く門戸を開いた宗派を問わず精霊を供養する納骨サービスです☆

宗派に関係なく納骨を広く受け入れるとした結果、このお寺には全国から色んな人々から納骨を依頼されるようになっていました。
そしてお骨は燃えない上に捨てれないので溜まる一方、ある日このお寺はお骨で溢れかえってしまったそうです。そこで登場したのがお骨仏。

作り方は納骨されたお骨を一旦粉砕して仏様型に鋳造されるなかなかダイナミックな造りをしているんだとか☆

1851年から集められたお骨36年分を集めた初代阿弥陀如来様が造られたのが明治20年、以来10年間納骨されたお骨を集めて1体の仏様が造られ、現在平成19年から28年分を集めて造られた第14代お骨仏様が最新とされています。

念仏堂ほか境内は季節ごと花々が咲き乱れています

本堂向かって右にあるのが念仏堂で、写経などを希望する方はこちら。
お堂前に広がる池と庭は季節なら池面に写る見事な桜が楽しめます。

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その他にも境内は桜のほか色んな花々が咲き乱れ、目を楽しませてくれます。

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御朱印

御朱印は寺務所で頂けます。ご本堂右脇から本堂の下へくぐるようにして入る入口があるんですが、ちょっとわかりにくいかもしれません。

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御朱印はこちら。

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日想観(にっそうかん)というのは、西に沈む太陽を見て、その丸い形を心に留める修行法で、海沿いに住むおじいちゃんはデフォルトで毎日やっていそうな修行にも聞こえてきますが、建立当初この寺院の位置からは大阪の海が一望でき、この修業が成り立っていたようです。
法然上人とこの寺院を訪れた後白河法皇もこの修行をしたともされています。

まとめ

今回はこれで以上です。
人間の骨で作った仏様と言われるとちょっと怖く感じてしまったりもするかもしれませんが、これは宗派や生前の本人などに囚われず、広く納骨を受け入れていく上で確立されたスタイルです。初代は造立から100年以上の歴史を持つ由緒正しい仏様とも言えるため、大阪観光の際は一度配管していくことをおすすめします。

近隣観光スポット

堀越神社

一生に一度の願い事をする時に訪れる神社です。

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王寺公園

 茶臼山は夏・冬両方の大坂の陣で重要な場所になった合戦場としても有名。

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安居神社

家康を最も追い詰めた男として知られる真田幸村の終焉の地となった安居神社

 

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