神社に一礼

近畿圏内で神社・ラーメンを中心に『明日どこ行こ?』に答えられるブログを目指しています。

熊野三山その2。名瀑で知らないものはいない『熊野那智大社・青岸渡寺』

今回は和歌山県にある熊野那智大社のご紹介です。
熊野詣と言えば、恐らくたいていの人が思い浮かべるだろう神社がこの熊野那智大社
境内にそれ自体がパワースポットともされる那智滝を控え、風光明媚なスポットという意味では関西ナンバーワンの呼び声も高い場所です。
今回はそんな熊野那智大社に一礼。

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神社概要

ここは和歌山県東牟婁郡那智勝浦町

この神社があるのは和歌山県東牟婁郡那智勝浦町。マグロの水揚げで有名な街ですが山ルートをひた進んだ終点にあるのがこの神社。
熊野三山詣の一社ということで、境内は木と川に囲まれ、何より全国的にも有名な名瀑『那智の滝』を擁していて、関西を飛び越え全国でも有数のパワースポットとして名が知れた場所です。

www.aoimon.net

創建は紀元前

この神社のご創建はとても古く、神武天皇の時代まで遡ります。古すぎて詳細な興りは不明ですが、最も古い伝承では第5代孝昭天皇の頃のものとされています。
那智の滝自体を神格化・ご神体としたいわゆる原始信仰というやつで、社殿自体の創建はずっと後とされています。また、当初は那智滝のすぐそば、今の飛龍神社の場所に建立され、現在の場所に移転したのは第16代仁徳天皇の頃になってからとの事。

他の由緒ある神社とは異なり、那智山には代々受け継がれた神職の継代というものはなく、今も隣にある青岸渡寺と結びついて寺+神社というスタイルが長い間続いていました☆

ご祭神

この神社の主祭神はこの神社当初から信仰されている大巳貴命(おおなむちのみこと)、神武天皇那智の海岸線に上陸した際、山の奥から輝く光を見つけその光を目指した結果、この滝にたどり着いたという伝説があり、その滝におわす神様として大巳貴命がお祀りされるようになったのがそもそもの興りとされています。
あと、熊野三山本宮大社・速玉大社・那智大社)は共通して十二の神様をお祀りするものとされているんですが、ここは十二神+元々お祀りされていた大巳貴命で合わせて十三神をお祀りしているという他の二社とは違う特徴があります。

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ウィキペディアより

アクセスなど

住 所:〒649-5301 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字那智山

駐車場:大門坂の無料駐車場から始まり、境内随所に有料駐車場あり。

高野山ほどではありませんが、那智滝を終点とした山の一帯が宗教施設としてくり抜かれた一大天空都市の様相を呈していて、那智勝浦海岸から山道~熊野参詣道を経て山の中腹に至るという山海両面から眺望を楽しめるエリアです。

境内散策

アクセスは是非熊野の山道を

体力勝負にはなりますが、これが那智大社を楽しむ上で一番オススメのルートになります、それが大門坂ルート。本殿近くまで車で乗り付け、駐車することも全く問題なく出来るんですが、何だか味気ない。そんな方、必見です。

さも即決で本ルートを選択したかのように見えますが、ここに至るまでそれなりの葛藤がありました☆

⇩以下葛藤

到着は13:30、紀勢自動車道、当日何故か前線通行止めだったため、到着は2時間遅れ。
スライドして昼食も遅れてしまい、この時間で昼食を食べたところの為そこそこに満腹。正直徒歩自体選択は取りたくないと考えていました。
気温38℃、もう人間が外に出て良い環境ですらありません。しかし、大門坂は熊野詣を楽しむ上ではやはり外せない、けど暑いのは嫌。

結局そこやん☆

一応グーグルマップで道程を確認、徒歩30分。

うん、歩く距離ではないと判断、しかも上り坂。熟考10分、駐車場から出庫・入庫を繰り返すこと3回、そして決断しました。
男に生まれてはや29年

さり気なく大幅にサバを読むな☆

目の前の強大なハードル・障害を避けて達成する目的に何の価値があるのか。

これらの葛藤を全て郊外の駐車場で一人でやっていました☆

大門坂駐車場から出発

那智大社参詣の入り口に当たる場所に大門坂駐車場という場所があります、ちなみにこの界隈で唯一無料の駐車場です。

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入り口では熊野大社の神使『八咫烏』となでしこジャパン記念モニュメントがお出迎え。

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駐車場から少し歩くと見えてくるのがこの大門坂。これが那智大社徒歩ルートの入り口にあたります。成人男性の足で約20分と考えて下さい。

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言うほど大したことないやん☆

ちょっとウォーキングを趣味にされる方などそう思うかも知れませんが、ここは山。
参詣道も勿論全部山です、つまり20分全部登り。しかも登ったからには自分の足で下る必要もあります。それなりに準備してかからないと舐めてると後で後悔します。
(特に帰り)

舐めてたおっちゃんのセリフは説得力がありますね☆

途中、昔の参詣衣装のレンタル屋さんもあり

登りほどない場所によく熊野詣といえば連想する昔の衣装レンタル屋さんがあります。

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とても季節を選びそうな(暑くても寒くても✕)衣装ですが、季節が合った女性の方(別に男性が着てはいけないルールはなさそうですが)は試してみると旅のいい思い出になりそうです。

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じゃらんより転載
石敷き&石段の参道

さて、貸衣装屋さんも過ぎた辺りからいよいよ本格的な参詣道に入ります。周りは樹齢を百年単位で数えるような見事な木々に囲まれ、心が浄化されるような心地よさ。

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登りなので総じて道は辛いところなんですが、足元は全て石敷きになっていて歩幅が安定はしないものの石段なので、ただ延々と坂を登り続けるよりは幾分ましかもしれません。

だいぶ強がってますが、次の日筆者の足は機能不全に陥ってました☆

最終たどり着く那智大社境内は一緒なんですが、自分の足でたどり着いたのと車で乗り付けた時、眺めるこの景色はきっと違うものに見えるかと思います。

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体力に自身のある方は挑戦してみて下さい。

ご本殿・拝殿(御朱印あり)

いずれのルートにせよ、参拝は登りきった先からスタートです。

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別名『結びの宮』と呼ばれるご拝殿と御本殿

鳥居をくぐり、緩やかな石段を登った先にあるのがご拝殿。その奥にあるのが御本殿です。

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十二殿のうち、第四殿に数えられるお社にお祀りされている『熊野夫須美大神』。夫須美とは、むすという生活発展を意味する言葉であると同時に結びという文字通り人と願いを結ぶ諸願成就、それに人と人を結ぶ縁結びにご利益があるとされているお社でもあります。

御朱印

御朱印は拝殿横の社務所にていただけます。

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樟霊社胎内めぐり

境内にある一際大きな楠。この木自体が自然のお社『精霊社(しょうれいしゃ)』と呼ばれていて、木の中に空いた穴を巡るいわゆる胎内巡りができる場所になっています。

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まず木の横にある護摩木(300円)、または絵馬購入が入場料(?)代わり。

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パチンコか?!

訪れるチャンスを逃さないようにと。
大木とはいえ、自然にくり抜かれた木の中を巡るためそこそこ窮屈。

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階段を登った先に見える光の先がゴール。確かに生まれ変わった気になれます。

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青岸渡寺御朱印あり)

那智大社のすぐ隣りにあるのがこの青岸渡寺

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那智大社と創建を同じくする天台宗の寺院

諸説あるものの那智大社と同様、第16代仁徳天皇に命じられた裸形上人による創建と伝えられています。西国三十三所巡礼の第一番札所ともされていて、裸形上人が那智の滝壺から見つけた金製の如意輪観音像をご本尊とする寺院です。

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御朱印

こちらでも御朱印をいただくことが出来ます。

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三重塔

那智の滝といえばこれという人も多い三重塔。

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外から見るだけでも十分ですが、有料ながら中は境内一番の展望スポット。

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三重塔だけに当然三階建の一番てっぺんからは遠目に滝を見ることが出来ます。那智滝を上から見ることが出来、遠方からながら滝壺を見ることが出来る数少ないスポットでもあります。

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お土産屋さんもいっぱい

大昔から大勢の観光客をお迎えしてきた那智境内にはお土産屋さんもてんこ盛り。

那智大社の石段途中

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この辺りを代表する和菓子屋さん『和か屋本店』。

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名物お滝餅は甘さといい食感といい、観光地じゃなくても通ずる美味しさです。

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まとめ

今回はこれで以上です。
見どころが多すぎてかなり抜粋した感じになってしまいましたが、和歌山南東部観光のド定番ではあるもののやっぱり外せないスポットであることは掲載できたかと思います。名瀑と神代から続く聖地と御朱印も。和歌山ご訪問の際は外すことは出来ないスポットです。